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インボイス制度に対応するために生じた中小企業の業務負担や追加コストの実態

2023.12.20

制度対応にあたっての業務負担増は「1時間以上5時間未満」が38.6%!インボイス制度開始後に発生した予期せぬ問題は?

Q8. 制度開始に伴い、その対応によって業務負担は増えましたか?

インボイス制度「既に申請済みである」と回答した人のうち、開始に伴いその対応によって業務負担が「増えた」と答えた人が65.7%という結果に。その他、「減った」が0.6%、「制度開始前と変わらない」が33.7%であった。

Q9. 制度対応にあたり、どのくらいの追加コスト(人件費や制度対応サービス導入費など全て含め)が発生しましたか?

インボイス制度「既に申請済みである」と回答した人に対して、対応にあたりどのくらいの追加コストが発生したか聞いたところ、「10万円以上」が20.9%、最大値では「600万円」という回答もあった。

Q10. 制度開始前と比較し、どのくらい業務負担(制度対応によって発生した業務時間/月)が増えましたか?

制度開始に伴い、制度への対応によって業務負担が「増えた」と回答した人に開始前と比較してどのくらい業務負担が増えたか聞いたところ、「1時間以上5時間未満」が最多の38.6%という結果となり、経理業務担当者のうち66.3%が月に「1時間以上」発生したと答えた。また最大値として「45時間以上」という回答も。

インボイス制度開始後に生じた予想していなかった問題について、最も多かったのが「取引先関連」の問題であった。

主な回答として、「取引先がインボイス未発行だったことから確認作業が発生した」「小売店や飲食店など、不特定多数の取引先におけるインボイス対応状況が把握できない」などがあげられた。

次に多かったのが「社内業務負担」の問題で、「業務フローの変更により事務処理業務が増加」といった回答が寄せられた。

その次が「制度理解不足」の問題で、回答としては「記帳していく上での細かい税区分が分からない」などがあった。

調査概要
調査タイトル:インボイス制度開始後の対応状況に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年11月1日~11月11日
調査対象:中小企業/零細企業の従業員203人、代表取締役/個人事業主400人
※出典:株式会社フリーウェイジャパン

関連情報
https://freeway-japan.com/

構成/Ara

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