2. パンデミック緩和後、日本は国際的な人材獲得競争に課題がある
環太平洋経済圏の主要国別に、海外からの求人検索割合を示したもの。海外からの求人検索割合は、行き先国の全求人検索数に占める海外からの求人検索数で定義。期間は2017年1月から2023年9月で、月次3か月移動平均値を示す。
パンデミック緩和後、国際的な人材獲得競争が激化する中で、求職者の海外への求人の関心は回復しているが、日本への関心は限定的であることがわかった。日本は国際的な人材獲得競争に課題があると言える。
日本のIndeedサイトにおける海外からの求人検索の割合の推移を、他の環太平洋経済圏主要国のIndeedサイトと比較して調査した。
その結果、ほぼすべての国でパンデミックの規制が撤廃されてから検索割合が伸びているのに対し、日本はわずかな増加に留まり、パンデミック前の水準である0.6%には達していない。