半数近くは転職先でもエージェントとして働いている
退職理由や業界課題から働き方への改善を求める声が多数寄せられたが、転職後も転職エージェントを続けている人はどのくらいいるのか。
そこで、転職先の職種について聞いたところ、「他の人材会社で同職種(41.0%)」と回答した方がトップで、転職後もエージェントを続けている人が約4割いることがわかった。
転職エージェントという職業にはやりがいを持っており、他の企業で働き方や待遇の改善を考えた人が多いことが推察できる。
転職や採用の支援ができる喜びを実感できていたり、自身のスキルや性格に合っていると考えている人は、他の企業で再度キャリアを構築したいと考える人もいるようだ。
転職エージェントは求職者、企業への対応が必要。双方に納得のいく対応ができていたのは4割
転職エージェントの働き方に関する内容を中心に考察してきたが、自身の業務内容はどのように感じていたのか。
転職エージェントとして働く中で、納得のいく転職・採用支援ができていたのか質問したところ、「求職者・企業両面に対してできていた(40.0%)」という回答は半分以下に留まった。
求職者と企業を繋ぐ仕事ということもあり、双方に満足してもらえるような対応が必要になるが、6割の転職エージェントは求職者・企業のいずれか、もしくは双方に対して満足いく支援ができなかったと感じているようだ。
納得いく転職や採用支援をしたいと思っていても、今までの質問で浮き彫りになった業務量や残業時間の多さが障壁になっているのかもしれない。