思い思いのカスタマイズで社会とつながる(IMV 0、KAYOIBAKO)
IMV 0(IMV ゼロ)は、タイをはじめ東南アジアをターゲットにしたピックアップタイプのコンセプトモデル。ハード面での拡張性を重視し、荷台部分と架装部をボルトとナットで連結することができる。JMSでは、上の写真のようにカフェなどにカスタマイズされて展示している。
拠点間を行き来しながら部品や製品を安全かつ効率的に運ぶ「通い箱」。生産現場や運ぶものに応じて中敷きを変更し、さまざまなニーズに対応する。
BEVの特性を生かし、フラットな床面と広々とした車内空間を有している。通い箱が中敷きを組み替えて、さまざまなものを運ぶように、KAYOIBAKOも使い手のニーズに合わせて装いを変えられる「超拡張性能」が特徴。
そのため内装はシンプルに、ビジネスシーンにおいては、物流のラストワンマイルの効率化に貢献したり、座席を増やして地域の足としてもカスタマイズできる。床面にはテクニカル・ワークショップでも紹介した、車いすのワンタッチ固定装置も備えられ、福祉車両として使うことも可能となっている。
IMV 0やKAYOIBAKOは、共にトヨタブースで出展する。
次世代コックピットで、これまでにない運転体験も(Interactive Reality in Motionなど)
クルマ以外では、運転をより安全に、より楽しくさせる知能化技術も見どころだ。この内の一つ、レクサスブースに展示される「Interactive Reality in Motion」は、ドライバーが運転中に目に付いたホテルやカフェを指さして尋ねれば、車内に搭載されたカメラが指の向きを認識。AIによって対象店舗の予約やメニューについて回答してもらえるシステム。クルマが動くセンサーとなることで、移動にとどまらない価値を提供する。
「Personalization of Motion」によって、LFAのエンジン音などを再現したモードのコックピット。
「Digitalized Intelligent Cockpit」。ドライバーは道路から目を離さず、手元で操作できる。
JMSではほかにも、LFAや2000GTなど往年の名車のエンジン音やコックピットを再現する「Personalization of Motion」、シフトや、ナビ、音楽といった操作を手元のデジタルディスプレイに統合した「Digitalized Intelligent Cockpit」が登場する。