ハロウィンを純粋に楽しむことに対して悪いイメージをもっている人は少ない!
先述したように、渋谷でのハロウィンに対するイメージは下がっているのが現状だが、ハロウィンという行事そのもののイメージも下がっているのだろうか。
そこで「そもそもハロウィンを大人が楽しむことについてどのように思いますか?」というアンケートをとったところ、「良い」「どちらかといえば良い」が80%を占め、ハロウィンの行事を楽しむことに関しては肯定的な意見が多数となった。
以下で、「良い」「どちらかといえば良い」と「悪い」「どちらかといえば悪い」と回答した人の意見を紹介する。
良い・どちらかといえば良い派の意見
・夏祭りやハロウィン、クリスマスなどイベントを楽しむことは、悪いことではないと考えます。(40代女性)
・イベントを楽しむのに年齢は関係ありません。だから、大人も子どもも思う存分楽しめば良いと思います。しかし、人に迷惑をかけない程度でルールを守ることが重要です。(30代女性)
・屋内とか屋外問わず「安全に」「他者に迷惑を掛けない」を前提にして守れるのなら「楽しむ」ことは否定しない。(50代女性)
悪い・どちらかといえば悪い派の意見
・元々は子どもが楽しむイメージだったので、いい大人が仮装というよりコスプレや際どい服装をして街に出るための言い訳?に使われているようで、複雑な気持ちになる。子どもたちがお化けの格好をして家々を回るから微笑ましい光景になるのであって、それを大人が騒ぐ理由にするのはあまり好ましいとは思えない。(30代女性)
・ハロウィンの本来の意味や伝統を知ったうえで楽しむのであればよいと思います。ただ、日本にハロウィンという伝統はないですし、ハロウィンのそもそもの意味などを十分に理解したうえで楽しんでいる大人がいるとは考えにくいと思います。(40代男性)
・仮装を楽しむのは別にいいが、海外等ではファミリーが仲間と内々で楽しむイベント。他人ら大勢とはしゃぐイベントではない。(30代女性)
「良い・どちらかといえば良い派」の意見として、最低限のマナーを守り他人に迷惑をかけないのであれば、クリスマスなどと同様に楽しめる行事だと考えている人が多い印象となった。
また、「悪い・どちらかといえば悪い派」の意見としては、本来のハロウィンの意味を理解せずにマナーやルールを破り迷惑をかける人がいるので、楽しむべきではないという意見が多数派を占めている。
この二つの意見に共通するポイントが、一般的なマナーやルールを守れるかということであり、その基準を破らないのであればハロウィンは今後日本の文化としてイメージダウンすることなく許容されていくのではないだろうか。
今年のハロウィンに関連した予定についての調査
今年のハロウィンの日に予定があるのか実際に調査したところ、特に予定はない人がいる一方で、全体の44%の人が「予定がある」「予定はないが何かしたい」と回答した。
ハロウィンに関して、自粛要請や騒ぎ・トラブルなどが多く取り沙汰されているが、それでも過半数近くの方がハロウィンを楽しもうとしており、この結果はハロウィンが日本の文化として浸透してきている証ともいえるだろう。
下記ではさらに、この結果を詳しく解説する。