「いきなりiPhoneの電源が入らなくなった!」と焦った経験はないでしょうか?
もはや生活必需品ともいえるスマートフォン。いざ使おうとしたときに電源が入らないと困ってしまいますよね。この記事では、iPhoneの電源が入らなくなったときの原因や対処法、修理などについて解説します。
目次
iPhoneの電源が入らない……原因は?
iPhoneの電源が入らない原因はいくつか考えられます。もっとも多いのはiPhoneの充電切れです。充電できているのに電源が入らない場合は、本体が故障している可能性が考えられます。
iPhoneの電源が入らない時にとるべき対処法
充電が切れている可能性もあるので、まずはiPhoneを充電しましょう。ケーブルを繋いで充電していたはずなのに充電できていないという場合は、断線などケーブルのトラブルも考えられるので、別のケーブルを試してみてください。完全に充電がなくなってしまうと、ケーブルを刺すてもすぐには電源が入らないことがあります。30分ほど充電して様子を見ましょう。
それでも電源が入らない場合は、強制再起動を行います。iPhone 8以降(iOS 16以降搭載)の機種の場合は、「音量の上げるボタンを押してすぐに放す」>「音量の下げるボタンを押してすぐに放す」>「サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し」>「さらに30分充電」で再起動できます。
強制再起動もできない場合は、PCに繋いで初期化をすると復旧することがあります。それでも起動しない場合は、修理に出しましょう。
iPhoneの電源が入らない時にやってはいけないこと
iPhoneの電源が入らない時は、充電ケーブルやUSBアダプタが損傷している可能性もあります。損傷しているケーブルは使うと危険な場合があるので、使用を控えて別のケーブルを使うようにしましょう。
ケーブルから内部のコードが見えていたり、端子の根元が曲がっているなど、損傷の兆候が見られるケーブルは、使用を控えましょう。
また、Lightningケーブルの先端が汚れていたり、削れることで、接触不良を起こし、iPhoneの充電ができなくなることもあります。
iPhoneの電源が入らなくなったときにデータの復旧はできる?
電池切れが原因で電源が入らなかった場合や、強制再起動によって電源が入った場合は、基本的にデータはそのままなので復旧の必要はありません。
一方、初期化をしたり、修理に出したりすると、データが消えることはあります。ただし、もしデータが消えてしまっても、バックアップを取っていれば、データの復旧は可能です。
iPhoneの電源が入らない……バックアップは作成してる?
バックアップを取っていれば、iPhoneを初期化したり修理に出しても、バックアップ時点までのデータの復旧が可能です。iCloudに常に自動でバックアップを取る設定にするか、手動の場合は定期的にiCloudやPCにバックアップを取るようにしましょう。
iCloudにバックアップを取るなら、「設定」>「自分のiPhone」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」をオンにしておきます。
PCからバックアップや復元の操作をする場合は、iTunesかFinderを使います。
上図はiTunesの操作画面。ケーブルで接続してiPhoneのマークを選択し、「概要」からバックアップや復元の操作ができます。
iCloudからのデータ復元は、初期化した状態のiPhoneを「Appとデータ」の画面が表示するまで進めて、そこで「iCloudバックアップから復元」 を選択します。
【参考】PCがなくても簡単にできる!iPhoneの中にあるデータのバックアップを取る方法
iPhoneの電源が入らない時は修理に出してもOK
強制再起動や初期化をしても電源が入らない場合は、修理に出すことになります。修理の見積もりや問い合わせは、Appleのサイトから行えます。
「サポート」>「Appleの修理」>「修理を申し込む」で、デバイスの選択画面に進みます。「iPhone」>「修理と物理的な損傷」>「電源が入らない」と進み、「続ける」を選ぶと修理予約のページに進みます。Apple IDでサインインしていない場合は、サインインをすると、自分の所有するデバイスが表示され、デバイスに合わせた解決策も案内してくれます。
【参照】Apple サポート
「修理予約」をクリックすると、自宅近くの持ち込み修理窓口の案内が表示されます。希望の窓口をクリックすると、そのショップが表示されるので、持ち込み日時を選択して予約を行います。
【参照】Apple サポート
「配送修理」をクリックすると、修理見積もりが表示されて、案内に沿って入力することで、集荷による配送修理の申し込みができます。
iPhoneの電源が入らない時にかかる修理代の目安
実際に、電源が入らないiPhone XRの修理見積もりをしてみると、金額は5万4000円でした。これに、税金と配送料が加算されます。なお、修理代金は機種や状態によっても異なります。
また、上図は保証対象外としての修理金額です。AppleCare+に入っていれば、条件に応じて修理代金が不要になることもあります。
【参考】タッチしても動かない!iPhoneが突然フリーズした時の対処法
iPhoneの電源が入らないときの対処法を知っておこう
突然iPhoneの電源が入らなくなってしまった際、その場に別のデバイスがなければ、対処方法を調べることもできません。いざというときのために、電源が入らないときの対処法は知っておいたほうがいいでしょう。強制再起動の方法や、修理代金の目安などを覚えておくと、突然電源が入らなくなってしまっても焦らずに済みます。ぜひ覚えておきましょう。
※データは2023年10月上旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット