DIME MAGAZINE
残業がなければ、精神的にも肉体的にも負担が少なくなる。仕事だけでなくプライベートも大切にするために「定時退社できる仕事」を探している人は多いと思う。
そこでビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsは、男女500人に「定時退社できる仕事」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめたので、寄せられたコメントとともにお伝えしよう。
残業なしで定時退社できている仕事1位は「事務職」
定時退社できる仕事をしている500人に仕事内容・職種を聞いたところ、1位は「事務職（172人）」という結果に。2位「製造職（40人）」、3位「医療系専門職（33人）」、4位「コールセンター（25人）」と続く。
事務職がダントツだったものの、「製造」「医療系専門職」「販売職・接客業」など、営業時間やシフトでの稼働時間が明確な仕事も入っていた。
1位 事務職
・法律事務所の事務員（37歳 女性 フルタイム正社員））
・福祉用具販売の営業事務（46歳 男性 フルタイム正社員）
・行政機関での時短契約事務職員（52歳 女性 パート・アルバイト）
「経理事務」「営業事務」「総務事務」など、さまざまな回答があった。事務が1位になるのは「事務職として働いている人が多い」という理由もあるのだろうが、「仕事がルーチンで安定している」という理由も考えられる。
また受発注関連の事務だと注文の締め切り時間があるため、残業が発生しないケースも多いようだ。
2位 製造職
・食品関係の工場（26歳 女性 派遣社員）
・電子部品製作会社の製造（31歳 男性 フルタイム正社員）
・化粧品メーカーの工場勤務（44歳 男性 契約社員）
交代制のシフトを組んでいる工場なら、定時になればすぐ帰れることが多い。日勤から夜勤にバトンタッチするので、仕事を引き継げるからだろう。
また「自動化が進んでいる工場」「1日の作業量が決まっているライン作業」なども、残業が発生しにくい傾向にある。
3位 医療系専門職
・デイサービスの看護師（27歳 女性 フルタイム正社員）
・病院で理学療法士（32歳 男性 フルタイム正社員）
・小児科クリニックの看護師（53歳 女性 パート・アルバイト）
具体的には「看護師」「理学療法士」「薬剤師」「管理栄養士」など。看護師の場合、患者の急変が多い職場だと残業がよく発生する。
一方「急変する患者が少ない職場」「予約制の病院」などは残業が少ない傾向にあるようだ。例えば「療養型の病院」「完全予約制の美容クリニック」「デイサービス」などは、残業は発生しにくいだろう。
4位 コールセンター
・損害保険会社の一時受付専用コールセンター（29歳 女性 派遣社員）
・携帯会社のコールセンター（35歳 女性 パート・アルバイト）
・ワクチン接種受付のコールセンター（49歳 男性 派遣社員）
コールセンターはシフト制勤務が多いので、トラブルがない限り定時で帰宅できることが多い。時給制のアルバイトや派遣社員として働いている人が多いため、残業をお願いされにくいのも理由のひとつだろう。
5位 営業職
・人材派遣会社の営業（29歳 男性 フルタイム正社員）
・家電メーカーの営業（31歳 男性 派遣社員）
・保険の営業（52歳 女性 パート・アルバイト）
ノルマ達成のため残業が多いイメージのある営業職だが、定時で帰宅できる人も多数。自分で営業のスケジュールを決められるため、効率よく仕事すれば残業をなくせるのだろう。また、ルート営業や内勤営業は比較的残業が少なくなる。
6位 販売職・接客業
・通信キャリアの販売員（24歳 男性 派遣社員）
・アパレルの販売員（36歳 女性 フルタイム正社員）
・珈琲豆店の販売員（56歳 女性 パート・アルバイト）
販売職や接客業もシフト制が多く、残業なしで帰宅しやすい。店舗は営業時間が決まっているので、「営業時間が終われば片付けて帰るだけ」という職場も多数ある。
7位 ITエンジニア
・EC通販開発のプログラマー（22歳 女性 フルタイム正社員）
・金融・証券システムの運用・保守エンジニア（29歳 男性 契約社員）
・フリーランスエンジニア（44歳 女性 業務委託）
激務のイメージもあるITエンジニアだが、職種や職場によっては定時帰りが可能だ。「社内SE」「ヘルプデスク」「自社開発がメインの企業」のITエンジニアは、比較的残業が少なくなる。
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