白髪染めを始めた平均年齢は、男性40.7歳、女性42.7歳!現在実施している白髪対策は?
白髪染めを始めた平均年齢は、男性40.7歳、女性42.7歳。前年同様に男性のほうが女性よりも平均年齢は低い結果に。
Q.あなたご自身が、「白髪染め」または「(白髪も一緒に染める)ヘアカラー/おしゃれ染め」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を始めた年齢をお知らせください。(数値回答、矛盾回答を除いて集計)
「現在実施している白髪対策」の1位は「美容室・理容室での白髪染め」、2位は「自宅で市販の白髪用ヘアカラーで白髪染め」、3位は「美容室・理容室でのヘアカラー/おしゃれ染め」であった。
一方、「現在実施していないが、やってみたい白髪対策」には、「現在実施している白髪対策」ではTOP5圏外の「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪染め」「美容室・理容室でヘッドスパ・ヘッドマッサージ」がランクイン。
Q. 「白髪ケア」もしくは「白髪対策」の中で、当てはまるものをすべてお知らせください。(複数回答、男女全体n=1,029)
研究員からのコメント
「現在実施していないが、やってみたい白髪対策」のTOP5にランクインしている「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪染め」、「美容室・理容室でヘッドスパ・ヘッドマッサージ」は、現状の実施率は上位にはありませんが、今後のニーズが高い白髪対策といえます。
背景には、「白髪染め(ヘアカラー)に特化することで、短時間で施術できる」専門店での時短・手軽さのニーズや、ヘッドスパ・ヘッドマッサージによって頭皮をほぐすことで、白髪の予防・改善への期待があるのかもしれません。
美容サロンでの「白髪ぼかし」の認知・実施
白髪ぼかし(白髪を生かし、ハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくするメニュー)の認知・実施率は前年から上昇している。
Q. 「白髪ケア」もしくは「白髪対策」の中で、「知っているもの(認知)」「現在実施しているもの(実施)」をお知らせください。(複数回答、男女全体2022年n=1,031、2023年n=1,029)
「白髪ぼかし」の認知経路1位は「美容室でおすすめされた」で、前年からも増加。2位は「TV、雑誌の特集で知った」、3位は「SNS(YouTubeやInstagramなど)の投稿を見た」と続く。
Q.あなたは「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」という染め方についてどのような経緯で知りましたか。
研究員からのコメント
白髪ぼかしの認知・実施率は前年から上昇しており、利用者のニーズが広がっています。2023年の認知経路は、「美容室でおすすめされた」が「TV、雑誌の特集で知った」を上回り、1位になりました。
コロナ禍中にメディアでも取り上げられることが増えた白髪ぼかしは、普段利用する美容室でも日常的に提案されるようになるくらい広がってきたといえます。
これまでの白髪染めは、髪が伸びてくるとすぐに白髪が気になる方も多くこまめなケアも必要でした。一方、白髪ぼかしは、白髪を生かしハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくする技術です。
このため、白髪染めの頻度を少しでも減らしたいと思う方にも、白髪ぼかしは好評です。おしゃれとケアの手軽さの両方を実現する白髪ぼかしのメニューに今後も注目しています。
白髪について「悩んでいる人」と「すてきだと思う人」がともに上昇傾向
「白髪についてとても悩んでいる」は過去5年で最も高く年々スコアが上昇している。「白髪も、見せ方によってはすてきな印象を与えると思う」も2022年からスコアが上昇していた。
Q. 「白髪・グレイヘア」に関する以下それぞれについて、あなたのお気持ちに近いものをお知らせください。
研究員からのコメント
白髪についてとても悩んでいる人の割合は過去5年で最大値に。「人に言えない」、「誰に相談すればいいか分からない」、「白髪を見つけると、すぐに染めなければと思うことがストレス」など白髪に関する悩みはさまざまです。
一方で、悩みが大きいということは、白髪対策というマーケットに大きなチャンスがあるということです。「白髪も、見せ方によってはすてきな印象を与えると思う」という回答もここ2年で伸びています。
白髪ぼかしのように、「白髪を生かして魅せる」技術の影響もあると思います。白髪対策において、マーケットの今後の成長が期待できるでしょう。