情報発信拠点「TOKYO NODE」
ステーションタワーと同時に開業する「TOKYO NODE」は、世界に向けた情報発信拠点。ステーションタワー最上部である45、46階、49階、8階に位置し、全体規模は1万㎡となる。
世界と日本の人々をつなぎ合わせ、領域を超えてビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジーなどが融合し、そこから新しいものを生み出していくという想いを込めて、東京の「NODE」=結節点と名付けた。
地上250mの49階には、ガーデンとインフィニティプール「SKY GARDEN & POOL」があり、プールの東西には、アジア人で初めてフランスで三つ星を獲得した小林圭シェフによる新しいコンセプトレストラン「KEI COLLECTION PARIS」、パリで活躍する北村啓太シェフが常駐するフレンチレストラン「apothéose」の2つのレストランがある。(注※SKY GARDEN & POOLエリアはレストラン利用者、対象イベントの参加者のみ入場可能)
46階の「TOKYO NODE HALL」は、二層吹き抜けの天井高11m、客席338席のホール。ステージの背景には東京の巨大なパノラマが広がる空中ステージが特徴。段床式のホールは全面スクリーンや防音構造を備え、ビジネスプレゼンテーションからライブパフォーマンス、各種アワード、パーティーまで幅広い形式、レイアウトに対応する。
45階はロビーの役割を果たすアライバルホールと、3つのエキビジョンスペース、ギャラリーがある。ドーム型の天井にプロジェクションマッピングができる360度没入体験演出が可能な「ギャラリーA」(下記画像)、1000㎡、全長60mの巨大なスペースを持った「ギャラリーB」、天井高12mの圧倒的な迫力の展示が可能な「ギャラリーC」で構成され、3つ合わせると1500㎡となり、森美術館のサイズに匹敵する。
ここでは体験型のイベントや展覧会など実施、TOKYO NODE開業記念企画として、投入型のダンスパフォーマンス「Syn :身体感覚の新たな地平」を11月12日まで開催する。同フロアには飲食店「TOKYO NODE DINING」があり、イタリアンクラシックをベースにした料理、ナチュルワインなどが楽しめる。イベントと連動したコラボレーションメニューなども提供していく予定。
8階にはクリエイターと共創の場として「TOKYO NODE LAB」を設置。業種や領域を超えたクリエイターやイノベーティブな企業が集結して新たな都市体験やコンテンツを創出する、様々な共同プロジェクトを推進する。
自由に視点が変えられる3D映像での収録や編集、配信が可能な最先端の「ボリュメトリックビデオスタジオ」も併設している。
【AJの読み】虎ノ門ヒルズという“一つの街”が誕生
虎ノ門ヒルズプロジェクトの特徴のひとつが、立体道路制度を活用した森タワーと環状二号線の一体開発、新駅「虎ノ門ヒルズ駅」の完成という、都市のインフラ整備と再開発プロジェクトの合体だ。
また、ビジネス、イノベーション拠点、情報発信拠点、ホテル、商業施設、住宅、文化と様々な都市機能を複合させることで「一つの街」としても成り立っている。
虎ノ門ヒルズのキャラクターといえば「トラのもん」。「トラのもん」は22世紀のトーキョーからやってきたネコ型ビジネスロボットで、世の中にイノベーションを巻き起こすような、たくさんのアイディアを形にする「虎ノ門ヒルズ」のキャラクターとして2014年に誕生した。
虎ノ門ヒルズエリアの完成を記念して、トラのもんデザインの限定スイーツや、Tシャツ、ウォーターボトルなどの新作グッズをステーションタワーやビジネスタワーなどで順次発売するので要チェック!
文/阿部純子