◆『Supernote A5X』の気になる点
暗い場所での使用が難しい:
この製品はバックライトが搭載されていないため、暗い場所での使用は難しい点は留意しておく必要があるだろう。特に夜、ベッドの上で電子書籍リーダーを使用している人にとっては、同じような使用方法はできない点、注意が必要だ。
筆記領域の制約がある:
この製品のラインナップとしてA5サイズ以外にA6サイズが存在し、私は大事を取って大きいサイズを選択したが、本体がA5サイズだからといってそのサイズがそのまま筆記領域になるわけではなく、それよりは下回る筆記領域になるためA5サイズの紙に記入するのとは勝手が異なる点に注意する必要がある。
本体色のラインナップがホワイトのみ:
ホワイト以外の本体色が欲しいというのが正直なところだ。シルバーやブラックといった男性向けのカラー展開があっても良かったのでは、と感じている。
スタイラスペンのキャップが独立式:
スタイラスペンのキャップが独立しているため、いつか失くしてしまうのではないかと冷や冷やしている。ただしペン先が細くて繊細なのでその保護は必要だと感じており、個人的にはノック式のペン等が出てくれば良いだろうと思っている。
◆『Supernote A5X』のメリットが活きる使用シーン
美術館や学会会場:
立ったまま筆記する際に下敷きが不要で、かつ鉛筆を使用しないため、館内での筆記を咎められないという利点から美術館での鑑賞メモの記入に向いていると感じた。
またデジタルノートであるゆえにかさばらない点もメリットであるため、荷物を減らしたいビジネスパーソンとも相性が良い。ただし、暗い場所では画面が見づらいため、会場の明るさが抑えられているシーンでは書きづらくなる点に注意が必要だろう。
合唱の練習:
ページ数、楽譜の数がいくらあってもデジタルノートであればかさばらないため、楽譜をPDFで取り込んでおくと合唱の練習シーンではメリットが大きい。もちろん書き込みも可能だ。ただし、ページめくりの反応速度が遅いこと、重量があるので長時間の使用では手に疲労が生じる点には注意が必要だろう。
『Supernote A5X』を購入するには
『Supernote A5X』は税込み62,800円で、Amazonなどから購入可能だ。なお、家電量販店では、東京の大型店であっても取り扱いがされていない様子なので実物を事前に目にする機会は限られている点は残念な点だ。製品の詳細な情報は公式サイトから確認してもらいたい。
文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!