「タブレットといえばiPad」というイメージを持っている人も多いはず。これは、数年の間、対抗馬となるはずのAndroidタブレットは数が少なく、特に日本国内で販売された製品に関しては、〝安さ〟を売りとする一方で、あまり性能が高くないモデルが多かったことが要因と考えられます。
もちろん、安価なAndroidタブレットにも一定のニーズはあるものの、ある程度クリエイティブな作業をしたり、アプリゲームをプレイしたいAndroidユーザーにとっては、選択肢が極端に少なかったのも事実です。
しかし、2022年にはサムスンの高性能タブレット「Galaxy Tab S8」シリーズが日本発売。2023年には、Androidの総本山ともいえるGoogleの「Google Pixel Tablet」、サムスンの最新タブレット「Galaxy Tab S9」シリーズも発売されるなど、徐々にAndroidタブレット市場は活気を取り戻しています。
ここでネックになるのが販売価格。Google Pixel Tabletは7万9800円〜(Google ストア価格)、Galaxy Tab S9シリーズは12万4799円〜(サムスン公式ストア価格)と、気軽に購入できる金額ではないのも事実。Androidタブレットは、安価なモデルとハイスペックなモデルの2極化が進んでいるともいえます。
そんな中、コスパに優れたスマートフォンや周辺機器を多く展開していることで知られるXiaomi(シャオミ)は、2極化の隙間を狙った販売価格のAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6」を発売。公式ストアでは4万9800円で購入できるのに加え、執筆時点(2023年9月)では3000円分のクーポンも配布されており、比較的安価に入手できるのが魅力。本記事では、実際にXiaomi Pad 6の使用感を、Google Pixel Tabletと比較しながら紹介していきます。