頭金の準備割合決定理由は、手元の資金を頭金として使うか・使わないか
住宅ローンを申し込むうえで「頭金を何割にしなければならない」といった決まりはない。では、住宅ローンを利用している人はどのような理由で頭金の準備割合を決めているのだろうか。頭金の準備割合別に、その理由を伺った。
図表2:頭金の割合を決めた理由(頭金の準備割合別)(複数回答可)
*回答者:持ち家購入者のうち、頭金準備割合認知者
*頭金を決めた理由のうち「その他」を除く
*回答者数:頭金の準備割合が低い方から順に、504、494、393、361、341
頭金の準備割合に関しては、「低金利環境」や「住宅ローン減税の活用」の影響から、その割合が低くなっているのが最近のトレンドとして語られることが多くある。
しかし、実際に住宅ローンを借りた人が最も意識しているのは、「手元の資金を頭金として使うか・使わないか」という点であることが分かった。
また、「手元の資金を頭金として使うか・使わないか」については、頭金の準備割合によってその多寡が推移していることも判明。
頭金「ゼロ」では、手元の資金を頭金として「使わない派」が大きく優勢、頭金「1割」「2割」では「使わない派」「使う派」の両者が拮抗、頭金「3割以上」では「使う派」が優勢であった。
図表3:頭金の割合を決めた理由のうち「手元の資金をどうするか」に関する回答状況(頭金の準備割合別)
*回答者:持ち家購入者のうち、頭金準備割合認知者
*回答者数:頭金の準備割合が低い方から順に、504、494、393、361、341