3. 調理時間0分…レンジ加熱も不要「そのまま食べる保存食」(テーブルストック)…
同じくテーブルストックから販売されている「そのまま食べる保存食」シリーズは、特許取得の独自新製法により、なんと緊急時に温め不要でそのまま食べられる保存食パスタだという。常温で5年間保存可能。自立する袋は災害時に容器としても利用できる。
▲2022年11月に発売された「そのまま食べる保存食」シリーズの「ペンネアラビアータ」「ツナ入りマカロニチーズ」各756円(税込)。自社サイトとAmazonで発売中。
常温で5年間保存可能。底が大きく自立する袋は、災害時に容器としても利用できる。袋のままでも食べやすいように、袋のカットするラインに目印があるのも行き届いた設計だ。
■まず、そのまま食べてみた
本当に温めずに食べられるのか。半信半疑のまま「ペンネアラビアータ」を開けてみると、確かに茹で上がった状態のペンネがそのまま入っている。
もちろん茹でたてのもちもち感はないけれど、ソースが辛みをきかせた本格的な味付けで美味しいのと、ペンネがもともとしっかりした食感のパスタであるせいか、それほど違和感なく食べられる。なんなら、お湯を沸かす暇もないくらい忙しい時にいいかも、と思うほど。
袋に入れたまま5分間湯煎するとこの状態に。もちろん美味しさはぐっとアップ。2人でシェアしても充分なボリューム。
こちらは「ツナ入りマカロニチーズ」。マカロニはペンネより柔らかく小さいので、こちらのほうが食べやすいと思う人も多いかもしれない。まろやかで、万人に好まれる味。特に子どもに受けそう。
湯煎で5分間温めると、そぼろ状だったチーズが溶けてマカロニ全体にからむ。口あたりがなめらかになるだけでこんなに味って変わるんだと驚く。ツナもたっぷり。
■非常時だけでなく、キャンプや登山にも
テーブルストックは自社ブランド「TABLE STOCK」で、「おいしさにこだわった保存食」、「そのまま食べる保存食」、「麺QUICK」の3シリーズを展開している。「そのまま食べる保存食」は、緊急時の加熱できない環境下でも、湯煎や電子レンジでの温めを必要とせずに完成する商品として、東日本大震災の経験から10年越しに開発された商品だという。
災害時のストック飯として、常温で長期保存できるだけでなく、持ち運びがしやすい様にかさばらず、体積あたりのカロリー量が多い設計になっている。そのため保存食としてだけではなく、山登りやキャンプなどのアウトドアシーンでも大好評だという。