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調理時間を大幅カット!パスタの概念を変える「茹でる必要のないパスタソース」3商品を徹底比較

2023.09.16

「正直、パスタを茹でるのが面倒だった」

コロナ禍による最も大きな変化のひとつが、ワーキングスタイル。リモートワークが増えたことで、毎日自宅でランチをとるようになった人が増えている。その一方で、晩御飯のほかに毎日ランチも作らなければならないことがプチストレスになっている人も…。

株式会社永谷園(以下「永谷園」)が、ランチを自宅で作ることの多い子育て中の女性を対象に調査したところ、よく食べるランチメニューで一番多いのが「パスタ」であることがわかった。一方で、「1人前のパスタ調理は面倒」と感じる人が54.7%いて、その最大の理由は「パスタを茹でる工程」にあることもわかった。

※データ提供: 永谷園

確かにパスタソースは温めるだけ、混ぜるだけの商品がいくらでもあるが、それでもパスタは茹でなければならず、それにはまずたっぷりの湯を沸騰させなければならない。それだけでも数分かかるのに、さらに数分~10分以上かけてパスタを茹で、湯煎タイプのソースなら、さらに別の鍋に湯を沸かさなければならない。

しかもパスタは吹きこぼれやくっつき防止のために、火元にいなければならない。食べ終わったら、大きな鍋を洗わなければならない…。簡単なようで、地味に手間と時間がかかるのがパスタなのだ。

こうした消費者の声を受けて、最近は「茹でる必要のないパスタソース」が発売されているという。その代表的な商品を紹介する。

1. 調理時間約13分…麺を茹でられるパスタソース「パキット」(永谷園)

「パキット」は、パスタの乾麺を“パキッ”と半分に折ってパウチ容器に入れ、電子レンジで温めるだけで、 “パスタの茹で”と“ソースの温め”が一度にできる画期的なパスタソースだ。発売からおよそ2ヶ月で半年間の販売目標だった約100万食強を出荷するなど、爆発的にヒットしている。

▲左から、9月4日発売のパキットシリーズ新商品「たらこ」、右3品が2023年3月に発売されたシリーズ第1弾「ペペロンチーノ」「カルボナーラ」「ボロネーゼ」各300円(税抜き、以下同)

▲鍋を使用してパスタを茹でた場合と「パキット ボロネーゼ」を調理した場合の時間の比較。
※永谷園調べ。画像提供:永谷園

■実際に作ってみた

(1)まずは「ボロネーゼ」で試してみた。用意するのは、半分に折ったパスタ100gと水160mlだけ。

(2)パスタソースが入った専用パウチに、パスタと水を入れる。

(3)袋の口を閉じ、600wの電子レンジで6分加熱。その後7分間庫内で蒸らす。この蒸らしが重要なので、省略しないこと。

(4)蒸らし終わった状態(左)。ソースがまだ水っぽく見えるが、ここからがポイント。フォークで下からすくいあげるように30回ほどかきまぜると、右の写真のようにソースにとろみがついて、麺と一体化する。

(5)お皿に盛った状態。パスタは適度な弾力があり、鍋で茹でたものと遜色がない。何よりパスタとソースに一体感がある。永谷園によると、パスタの茹で汁に含まれるデンプンの効果を活用し、ソースを乳化させることでソースがよく絡む濃厚な仕上がりになるとのこと。

ちなみに早茹でパスタを使えば、さらに時短調理が可能。最短5分半で茹でたてパスタを食べることができる。早茹でタイプも試してみたが、蒸らし時間がないせいか、よりアルデンテに近い強い弾力を感じた。好みに合わせて 1.4mm~1.7mm も使えるそうなので、いろいろ試して自分の好みを知るとよさそう。

■成功の秘密は、”蒸らし”にあった!

実は永谷園では同様の商品の開発は過去にも挑戦したことがあったが、麺の戻りやソースの味付けの課題をクリアできず、断念。今回も、同じ600wでも電子レンジの機種により仕上がりにムラが出るという問題を解決できず、暗礁に乗り上げていた。開発期限まであと1週間というところまで迫ったある日、開発者がダメもとで改めてパスタ調理に関する情報を調べ直したところ「蒸らす」という工程が目に入った。

「それまでは“レンジ調理だけで完成させる”ことだけにフォーカスしていましたが、藁をもつかむ気持ちで庫内で蒸らす工程を加えたところ、茹でたてならではのアルデンテの食感を実現できたのです」(永谷園)

ターゲットは1人でランチをとる女性だったが、意外にも男性にもよく売れており、ランチだけでなく調理に手をかけたくない時の夕食や夜食としても人気だという。「洗い物を出したくない日は、お皿に出さず、割りばしを使って袋から直接食べる」という人もいるそうで、確かにそれなら洗い物はゼロだ。

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