浴槽入浴は、子どもの寝つきを良くし、健康感を高める
図1. 浴槽入浴で子どもの心身の変化を感じた割合
図2. 浴槽入浴で得られた子どもの変化の分布(%)
浴槽入浴実施者のうち、70%の人が浴槽入浴をすることで子どもの心身の変化を感じたと回答した(図1)。そのうち、寝つきが良くなった(22.7%)、健康になった(17.1%)、機嫌が良くなった(17.1%)、会話が増えた(12.8%)と回答し、浴槽入浴をすることで、子どもの寝つきの良さを実感する人の割合が多いことが示された(図2)。
寝つきの良い子どもは保護者の入浴法の意識が高い
子どもの入浴法(入浴温度、浸水時間、入浴剤使用頻度)の意識調査では、子どもの寝つきの良さを実感する保護者は、非実感者と比較して、入浴法の意識得点(10点満点)が有意に高いことが示された(子どもの寝つきの良さ実感者:8.4±2.33点、非実感者:6.4±2.81点)。
また、子どもの寝つきの良さを実感する保護者が入浴法を意識する理由は、入浴剤などの使用による塩素除去(OR※1:9.38, 95%CI※2:2.48-8.40)、香りを楽しむ(OR*1:4.54, 95%CI*2:1.94-10.6)、乾燥防止(OR*1:3.02, 95%CI*2:1.65-5.51)との関連があることがわかった。
※1:OR(オッズ比)
※2:95%CI(95%信頼区間)