モンスター社員がいたら…どんな対応をすべきか
モンスター社員にはどう対応すればよいかを挙げていきます。
周りを巻き込む
すべての対応の前提として、根気強く向き合っていくことが求められます。1回の対応だけで状況が改善されるような人なら、モンスター社員とは呼ばれていないでしょう。
そのうえで思い込みの激しいモンスター社員の場合、1対1で対応することは控えたほうがよいでしょう。感情論に巻き込まれたり、「〇〇さんにこんなひどいことを言われた。パワハラだ」などこちら側が意図しない解釈をされ、後々複雑になったりする可能性もあるので、対応するときは第三者も入れることをおすすめします。
評価を明確にする
「あなたのこの部分は評価している」「ここはもっと頑張ってほしい」など、具体的に評価を伝えるようにしましょう。メールやチャットなどの文面だけでなく、できるだけ対面でのコミュニケーションをとるようにしたほうが、お互いが思っていることを伝えやすいかもしれません。
自分を客観的に見られるようになったり、これをきっかけにコミュニケーションが生まれたりするでしょう。もちろん相手の考えていることや伝えたいことにも耳をしっかり傾けるようにしましょう。
異動
ここまで対応ヒントを読み進めてきた読者の中には「そんなことは、もうとっくに対応している。それでもどうにもならないからモンスター社員なんだ」と思っている人もいることでしょう。
そんなときは、関係をリセットすることも方法の1つです。
特に能力不足のモンスター社員は、先述の通り、その組織、その仕事だから能力不足なのかもしれません。会社側から転職を勧めたり、解雇をしたりすることは難しいので、違う仕事に挑戦できるよう部署異動を検討するといった方法があります。
モンスター社員はどんな組織にもいる
モンスター社員もしくは予備軍と言われる人は、どんな組織でも1人や2人はいるもの。今はいなくても何かのきっかけで誕生するかもしれません。モンスター社員と呼ばれる人と仕事をすることになったら、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
文/やまさん
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー(日本キャリア開発協会)