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あなたの職場にもいる?モンスター社員の特徴や兆候と出会ってしまった時の対処法

2023.08.22

仕事をするためには、様々な人と関わる必要があります。

一緒にいるとモチベーションが上がる人や、スムーズに話を進められる人。怒らせたら怖い人や、足を引っ張ってくる人。いろいろな人がいますよね。

仕事で高いパフォーマンスを出せるかは、職場の人間関係にかかっているといっても過言ではないでしょう。

その中で今回は職場で多くの人を悩ませる「モンスター社員」について解説します。対応ヒントも紹介するので、「うちの職場にもいる」という人は読んでみてくださいね。

モンスター社員とは?

最初にモンスター社員の定義を確認しておきましょう。

人によって感じ方が違うように、モンスター社員と感じる人物像も人それぞれですが、共通して「会社に不利益をもたらす存在」と言うことができます。モンスター自体が化け物や悪党といった意味を持つことから、モンスター社員もネガティブな意味で使われています。

モンスター社員の具体的な特徴や兆候4つ

モンスター社員は「会社に不利益をもたらす存在」と紹介しましたが、具体的にどのような言動や行動をする人たちなのでしょうか。具体的な特徴や兆候を挙げていきます。

1. 能力不足

まず業務遂行に必要なレベルの能力を持っていないことが挙げられます。いくら周りがフォローしてもカバーしきれない人は、会社に不利益を与える存在の典型といえるでしょう。

2. 他責思考

1つ目に挙げた能力不足だけですぐに「モンスター社員」と認定されることは少ないかもしれません。本人が能力不足であることを自覚して改善しようとする姿を見て応援している人もいるでしょうし、能力よりも人間性が期待されているケースもあるからです。

では、一体どのような人がモンスター社員となるのでしょうか。それは「能力不足」に「他責思考」が加わったときです。ミスなどうまくいかないことは、すべて他人や環境のせいであるなど、周りの言い分を聞いたり、歩み寄ったりする姿勢を見せることなく、自己主張ばかり繰り返す人は、周りも手に負えないと感じてしまうでしょう。

3. メンタルが不安定

「自分は悪くない。すべて周りが悪いんだ」と思ってしまうのは、極端に自分に自信がなかったり、周りを信頼していなかったりするからかもしれません。もちろん人それぞれ、そうなってしまった背景があるのでしょうが、他人に対して攻撃的な態度をとってしまうのはメンタルの不安定さが原因の1つとして考えられます。

自分の都合の良いように話を解釈してしまう人も多いので、対応が面倒な人と見られていることが多いようです。

4. 自分の能力や立場を勘違いしている

モンスター社員の特徴として最初に「能力不足」を挙げましたが、実務能力が高い、有能な人にもモンスター社員はいます。

仕事で結果を出し、周りから高い評価を受けている人の中には「自分は何をしても許される。自分は万能だ」と勘違いしてしまう人もいるのです。結果的に周りのことを考えられず、会社に不利益をもたらす存在となっていきます。

モンスター社員が生まれる原因

モンスター社員も、最初からモンスターだったわけではありません。その組織だからこそモンスターになってしまったという人もいるでしょう。モンスター社員が生まれる原因を考えていきます。

採用ミスマッチ

「能力不足」のモンスター社員が生まれるのは、採用ミスマッチが原因であることが多いです。会社側が選考時にその人の能力を見抜けなかったことが大きいでしょう。「できない人」と周りからレッテルを貼られて良い気持ちになる人はいません。どんどん内にこもり、モンスター化する恐れがあります。

ここでのポイントは、あくまでもその組織、その仕事とミスマッチだったということです。他の組織や仕事ならその人も力を発揮することができ、モンスター社員にはならなかったかもしれません。

コミュニケーション不足

思い込みの激しい人は、もともと周りとのコミュニケーション不足により、そうなったのかもしれません。評価の基準や、仕事に対するフィードバック、普段のちょっとした会話などコミュニケーションができていないため、自分を客観視できなかったり、周りを信頼できなかったりするのでしょう。

モンスター社員がいたら…どんな対応をすべきか

モンスター社員にはどう対応すればよいかを挙げていきます。

周りを巻き込む

すべての対応の前提として、根気強く向き合っていくことが求められます。1回の対応だけで状況が改善されるような人なら、モンスター社員とは呼ばれていないでしょう。

そのうえで思い込みの激しいモンスター社員の場合、1対1で対応することは控えたほうがよいでしょう。感情論に巻き込まれたり、「〇〇さんにこんなひどいことを言われた。パワハラだ」などこちら側が意図しない解釈をされ、後々複雑になったりする可能性もあるので、対応するときは第三者も入れることをおすすめします。

評価を明確にする

「あなたのこの部分は評価している」「ここはもっと頑張ってほしい」など、具体的に評価を伝えるようにしましょう。メールやチャットなどの文面だけでなく、できるだけ対面でのコミュニケーションをとるようにしたほうが、お互いが思っていることを伝えやすいかもしれません。

自分を客観的に見られるようになったり、これをきっかけにコミュニケーションが生まれたりするでしょう。もちろん相手の考えていることや伝えたいことにも耳をしっかり傾けるようにしましょう。

異動

ここまで対応ヒントを読み進めてきた読者の中には「そんなことは、もうとっくに対応している。それでもどうにもならないからモンスター社員なんだ」と思っている人もいることでしょう。

そんなときは、関係をリセットすることも方法の1つです。

特に能力不足のモンスター社員は、先述の通り、その組織、その仕事だから能力不足なのかもしれません。会社側から転職を勧めたり、解雇をしたりすることは難しいので、違う仕事に挑戦できるよう部署異動を検討するといった方法があります。

モンスター社員はどんな組織にもいる

モンスター社員もしくは予備軍と言われる人は、どんな組織でも1人や2人はいるもの。今はいなくても何かのきっかけで誕生するかもしれません。モンスター社員と呼ばれる人と仕事をすることになったら、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

文/やまさん
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー(日本キャリア開発協会)

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