「転職活動したいけれど、忙しすぎて時間がとれない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
求人探しや選考の準備、複数回にわたる面接など、転職活動には対応しなければならないことがたくさんあります。転職は人生やキャリアにおける大きな決断なので、妥協はしたくないですよね。
本記事では、忙しすぎて転職活動できない人が、希望の転職を叶えるためのヒントを紹介します。
「忙しいから転職したい」が理由になっていない?
転職活動のヒントを知る前に、まず転職したい理由を再確認することをおすすめします。忙しいと自分の心や頭を整理できなくなるもの。まず転職したい理由をはっきりさせましょう。
あなたが「転職活動したいけれど、忙しすぎて時間がとれない」と思うのは、「キャリアアップやキャリアチェンジなどの目的があって、転職を考えている。でも、時間がない」のでしょうか。それとも「忙しいから転職したい」のでしょうか。
後者の場合は、今回紹介する転職活動のヒントを参考にする前に、仕事量を調整できないか、上司や周りの人に相談してみましょう。それで解決するのであれば、転職活動を始める必要がなくなるかもしれません。
それでも解決につながらない場合は、次から紹介するヒントを参考に、転職活動をしてみてください。
忙しい人が転職活動をスムーズに進める方法3つ
自分1人で進める転職活動は時間も労力もかかるもの。特に求人情報はタイミングが命。「いいな」と思う求人を見つけたら、募集が前日で終わっていた…なんてこともあるかもしれません。
プロの手をかりて、効率的に進められる方法を紹介します。
1.スカウト型の転職サービスを活用する
スカウト型の転職サービスなら、履歴書や職務経歴書を登録するだけで、採用企業やヘッドハンターからスカウトをもらえます。あなたのスキルや経験を見たうえでのスカウトのため、キャリアアップ転職できる可能性が高いでしょう。
おすすめのサービスは、以下の記事を参考にしてみてください。
好条件の転職を狙える!?おすすめヘッドハンティング会社4選
2.転職エージェント(人材紹介会社)に登録する
自己分析や業界・企業に関する情報収集、求人探し、選考手続き、条件交渉まで、一連の転職活動を代行してくれる転職エージェント。忙しいビジネスパーソンの心強い味方です。
多くの場合、担当者(キャリアアドバイザー)と最初に面談する必要がありますが、土日祝も対応していたり、オンライン面談を行ったりしているエージェントも多いので、気軽に相談してみましょう。
転職エージェントの活用方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
相談だけでもOK?転職エージェントの活用法と面談で成功するヒント
3.転職イベントに参加する
転職エージェントの中には、複数の採用企業を一堂に集めたフェアを開催している企業もあります。求職者は会場に行けば、1日に数多くの企業の担当者と直接話すことができます。選考前に企業の人と直接話せる機会はなかなかあるものではありません。求人票だけではわからない、企業の雰囲気を感じ取ることもできるでしょう。
また、転職エージェントが主催するセミナーが行われていることもあります。「自己分析の仕方」や「業界研究」など、転職活動に必要な基礎を身につけられるので、特に転職初心者の方は参加して損はないでしょう。
・doda
https://doda.jp/event/
・リクルートエージェント
https://www.r-agent.com/event/
・マイナビ転職
https://tenshoku.mynavi.jp/event/
・女の転職type
https://woman-type.jp/s/event/
「忙しすぎて転職活動できない」人が陥りがちな罠
効率的な転職活動のヒントをお伝えしてきましたが、どのような方法を活用するにせよ、忘れてはいけないポイントがあります。
それは「流されない」ことです。
時間がない中で転職活動を進め、やっと希望の求人に出会えたり、内定をもらったりすると、嬉しさのあまり、深く考えることなく入社を決めてしまう人もいます。
「面接で感じた雰囲気が自分とは合わないような気がする…」「希望の仕事内容とは違うけれど、とにかく今は環境を新しくしたい」など、見て見ぬふりをしていることはありませんか。
転職支援サービスは効率的に転職できる便利なサービスですが、担当者の言うことに流されないようにしましょう。転職後に後悔しても、誰も責任をとってくれません。
どんなに忙しくても……転職活動は在職中にしよう
「現職が激務過ぎて、どう考えても転職活動のための時間を作れない…。退職してからのほうが、時間と心に余裕を持って臨めるのではないか」と思う人もいるのではないでしょうか。
心身に影響が出ている場合を除き、転職先が決まらない状態で現在の会社を退職することはおすすめしません。予想より難航する場合があり、金銭的な余裕の無さから普段ならしないような判断をする可能性があるからです。
「こんなはずではかった……!」とならないためにも、今回お伝えした方法を参考にしながら、在職中に転職活動をすすめることをおすすめします。
文/やまさん
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー(日本キャリア開発協会)