上司から「ASAPで対応して」と言われたらどうすべき?
ここまで、ASAPを使うべき場面や注意点について解説した。ここからは逆に、上司から「ASAPで対応して」と言われたらどうすべきか?をみていこう。
上司から「ASAPで対応して」と言われた場合、状況にもよるが次のように対処するのが無難だ。
- 時間があるなら今すぐ対応する
- 時間がないなら具体的な期限を確認する
なぜこのように対処するのが良いのか、詳しくみていこう。
時間があるなら今すぐ対応する
時間に空きがあるなら、今すぐに対応するのが望ましい。
「ASAPで対応して」と言ってくる上司は内心では、「本当は最優先で対応してほしいんだけどなあ……」と思っている可能性があるからだ。可能なら本日中にできるところまで対応し、進捗を報告するのが良いだろう。
時間がないなら具体的な期限を確認する
今すぐに対応するのが難しい場合は、具体的な期限を確認すると良いだろう。
「ASAPで対応して」と上司が言う場合、期限が「明日まで」の場合もあれば「来週まで」の場合もある。期限がいつか分からない状態で作業を進めるのは不安が伴う。安心して仕事を進めるためにも、「いつまでに行えば良いでしょうか?」と質問した方が良い。
その際「今どれぐらい忙しい?」と尋ねられる可能性があるため、現在抱えている仕事量についてすぐ話せる状態にしておくとベストだろう。
ASAP以外にカジュアルなビジネスシーンで使われる略語
ASAP以外にも、ビジネスシーンで英語を元にして作られた用語が使われることはある。代表的なビジネス用語を以下に表でまとめた。
用語 |
元になったと思われる英語 |
意味 |
アサイン |
assign |
他人に役割や仕事を割り当てる |
エビデンス |
evidence |
証拠、情報源となる資料 |
ナレッジ |
Knowledg |
企業によって有益な情報 |
パラダイムシフト |
paradigm+shift |
発想を転換して考える |
フィックス |
fix |
最終的な決定 |
ペルソナ |
persona |
商品、サービスのターゲット層 |
リスケ |
reschedul |
スケジュールの変更 |
まとめ
本記事ではASAPの意味についてまとめた。最後にASAPという言葉が使える場面についておさらいしよう。
- 仕事を早く進めて欲しいとき
- すぐにメールを返して欲しいとき
- 待ち合わせをするとき
ASAPは上司に対して使うのは好ましくないが、あまり堅苦しくないシーンで部下に対して使うのは問題ないことが多い。使いどころを間違えなければ便利な言葉なので、覚えておくと役に立つときがくるかもしれない。
構成/編集部