クラウドERP「ZAC」を提供するオロでは、IT・広告・コンサルティング業といった知的サービス業に従事する18~29歳のZ世代906名に対して、「残業時間」に関する実態調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
なお今回の調査リリースは「Z世代の「残業時間」に関する実態調査2023 第1弾」(6月21日配信) に続く第2弾となる。
直近1か月の残業時間「なし」14.5%の一方で「61時間以上」が3.3%
Z世代に1か月の残業時間を質問したところ、残業「なし」と回答した人が14.5%いた一方で、残業時間が「61時間以上」の人が計3.3%と、長時間労働している人の存在も明らかとなった(図1)。
残業がない状況に75.6%が「納得している」
「残業がない」と回答した人に、「残業がない状況」に納得しているかどうかを聞いたところ、「納得している」75.6%という結果になった。以下、「納得していない」7.6%、「どちらでもない」16.8%だった。
残業は「納得してやっている」が67.9%
「残業をしている」と答えた人に、残業を「納得してやっているか」を質問したところ、「納得している」67.9%、「納得していない」18.1%という回答が得られた。
残業が必ずしも嫌だとは感じておらず、納得してやっていること、また、残業がない状況に、納得していない層も一部いることが判明した(図3)。
勤怠管理の方法は約8割が「勤怠管理システムを利用」
勤怠管理の方法について質問したところ、「勤怠管理システム」78.7%、「自己申告(紙やエクセル、 ワードなどを提出)」11.7%、「タイムカード(紙)」5.3%、「上司が確認・記録」1.0%という結果になった。勤怠管理システムを導入し、公平、公正に勤怠を管理しようと考える企業が多いことがわかる(図4)。
会社の把握している労働時間は「実際よりも短い」のか?
労働時間を会社が正確に把握できているかをたずねたところ、71.6%が「正確に把握している」と回答。しかし、「会社の把握している労働時間は実際よりも短い」11.9%、「会社の把握している労働時間は実際よりも長い」6.5%と、労働時間を短く申告する(過少申告)ケースだけでなく、長く申告(過大申告)するケースがあることもあるようだ(図5)。