ペットカートの積載性も文句なし!!
と、長々と「デリカミニ」の荷物の積載性について述べてきましたが、これは大切。とくにアウトドアに愛犬同伴となると、必然的に荷物は多くなり、積載力のあるクルマが不可欠なのです。
「デリカミニ」はその点でも大合格と言えるでしょう。ちなみに、わが家も使っている、一体式のペットカートは折り畳み時の長さが1005mm(コムペットのミリミリライトアルファEGロングの場合)あるのですが、折り畳み式のペットカートは直置き、横置きが基本(上に重い荷物は積めません)。
「デリカミニ」のラゲッジルームのフロア幅は885mmだから、横置き積載は不可能・・・と思っていたのですが、これが何と、後席を最前端位置にセットすると、左側壁面に窪みができ、折り畳み全長1005mmの一体式ペットカートがすっぽり横置きできたのです!!これは朗報だ(走行中のガタつきもなし。ほかの長尺物の横置きもOKということ)。「デリカミニ」の荷物の積載力、恐るべし、ですね。
ターボモデルは高速走行も力強く走り快適で安定感もバッチリ
いよいよ、「デリカミニ」で南房総に出発です。アクアライン~館山自動車~富津金谷ICに至る、主に高速道路を走るルートです。大径タイヤと4WD専用サスペンションが奢られた「デリカミニ」の高速走行は、1830mmもの全高を感じさせない安定感、直進性の良さ、そしてフラットで快適な乗り心地を示し、マイルドハイブリッドのターボエンジンによる大人2名+犬1頭+大荷物でもまったく不足のない加速性能、巡航性能を味わせてくれました。
本当は、ジャックラッセルのララとともに、「デリ丸。」くんも連れて行ってあげたかったんですが、その時点では、まだこの世に1頭しかいない希少な存在なので、諦めました・・・。
リヤサーキュレーターの装備で後席も涼しく快適
後席にペットカートのキャビンを設置して乗車しているジャックラッセルのララもすこぶる快適なようです。というのは、犬は1年中、毛皮を着ていて暑さ、湿気が苦手な生き物。
今日も外気温は30度を超えているのですが、軽自動車にはデリカD:5のような後席エアコン吹き出し口は望めません。が、「デリカミニ」にはそれに準じる、プラズマクラスター付きのリヤサーキュレーターが備わり、インパネにあるエアコン吹き出し口から出るエアコンの冷気を前側から吸い込み、後ろ側に排出して、冷気を後席にも拡散してくれるため、後席に乗車した犬にとっても、直射日光を和らげるロールサンシェードと合わせ、快適な(涼しい)空調環境が得られるのです。
「デリカミニ」は道幅の狭い悪路も躊躇なく突き進める
高速走行の快適なドライブに満足し、館山自動車富津金谷ICを降り、オートキャンプ場に向かいます。しかしです、幹線道路からオートキャンプ場に至る道は、想定外の獣道。道幅が狭く、路面は荒れていて、ところどころに穴も開いている悪路だったのです。
が、「デリカミニ」なら安心です。最低地上高160mm×4WD、そして全幅1475mmのボディ、全方向の見切りの良さもあって、緊張はしたものの、なんなく山中にあるオートキャンプ場に辿り着けたのでした。そうした道での乗り心地も、さすが、悪路にも対応した専用サスペンションとタイヤのおかげで、不快感などなかったのも、なるほど、「デリカミニ」ならではでしょう。
ちなみに、同行したデリカD:5はどうだったかと言えば、たしかに大きめのボディですが、実は全幅が、いまではコンパクトカーでも採用される1800mmを切る1795mmと、意外に幅広すぎないため、「デリカミニ」よりは緊張したかも知れませんが、”ミニバンの皮を被ったSUV”だけに、これまた無理なくオートキャンプ場に到着できたのでした。
クロスオーバーリゾートのamaneにチェックイン
午後3時。いよいよ2021年11月に新築されグランドオープンした、LUXURY meets ACTIVEがコンセプトの大人のクロスオーバーリゾート、ビーチフロント、幹線道路から南房総の海に突き当たる左右に敷地が広がるamaneに到着です。スタッフに出迎えられ、荷物を下ろし、お部屋に運んでもらいます。
ボクたちは、まず、エチケットとして、海に面した、絶景の天然芝のドッグランでララを解放。リフレッシュさせてあげました。
そしてララをペットカートに乗せ、フロントロビーを抜け、直接お部屋に向かいます。そう、 amaneのチェックインは、世界の一流リゾートホテル同様、パームツリーがリゾート感を演出する中庭を抜けたところに並ぶ、スタッフに案内されたお部屋で行うのです。