「ヘッドハンティングは、特別な人だけがされるもの」と思っている人もいるのではないでしょうか。確かにヘッドハンティングは、知識やスキル、経験が企業に高く評価されて行われるものなので、誰でも受けられるとは言えません。
しかし、本当にあなたはヘッドハンティングされるような能力を持っていないのでしょうか。
ここでは、登録することでヘッドハンティングされる可能性が高まるサービスを紹介していきます。転職活動中で「転職サイトを活用しているけれど、なかなか希望に合った求人と出会えない」と悩んでいる人は、可能性を広げるためにもぜひチェックしてみてください。
ヘッドハンティングとは
一口にヘッドハンティングといっても、その手法はさまざま。ここでは、代表的な手法として挙げられる「サーチ型」と「登録型」を簡単に説明します。
■サーチ型
企業の依頼を受けたヘッドハンターが候補者をサーチする方法です。独自のネットワークをはじめ、取材やセミナー登壇情報、人事情報、SNS発信などあらゆる方法を使って人材を探し出します。
■登録型
主に転職エージェント(人材紹介会社)が提供するヘッドハンティングサービスです。求職者の情報が登録されたデータベースの中から、企業が求める要件を満たしている人材を見つけ、スカウトします。
つまり、少しでもヘッドハンティングされる可能性を高めたいのであれば、登録型のヘッドハンティング会社のサービスに登録すればよいでしょう。
おすすめのヘッドハンティング会社4選
登録型のヘッドハンティング会社の中から、大手で実績もある会社をピックアップしました。
■ビズリーチ
経営幹部・管理職などの高年収求人を取り扱うハイクラス転職サイト。登録するだけで実績豊富なヘッドハンターから直接スカウトが届く。登録ヘッドハンター数は6,200人(2023年1月時点)。今すぐの転職を考えていなくても、どのようなスカウトが届くかを見ることで、自分の現在の市場価値を把握できる。
参考:https://www.bizreach.jp/
■クライス&カンパニー
ハイクラス転職・キャリア支援で30年近くの実績を持つサービス。紹介企業の75.4%は経営者、経営層とのダイレクトルートのため、一次選考通過率62.2%と高い合格率を保持しているという。「転職したら終わり」ではなく、入社後のフォローなど、生涯価値の向上を目指した支援を受けられる。
参考:https://www.kandc.com/
■リクルートダイレクトスカウト
リクルートが運営する、ハイクラス向け転職スカウトサービス。こちらも登録するだけでヘッドハンター・企業からスカウトを受け取ることができる。自分ではなかなか探すことができない、スペシャルな非公開求人に出会うことも。業界最大手リクルートだからこそのネットワークにも期待。
参考:https://directscout.recruit.co.jp/
■dodaX(デューダエックス)
パーソルが運営する、ハイクラス向け転職サービス。厳選されたヘッドハンターが、一人ひとりの登録者のために求人を紹介。また、スカウトを待つだけでなく、自分で求人を探して直接応募することも可能。転職成功の確率をより高められる。
参考:https://doda-x.jp/
ヘッドハンティングの連絡が来たら注意したいこと3つ
実際にヘッドハンターから連絡が来た後に注意しておきたいことをお伝えします。中には、スカウトされた嬉しさから舞い上がって冷静な判断ができなくなる人もいるので、しっかり押さえておいてください。
1. スカウトと採用は違う
「スカウトされた=採用された」ではありません。中にはほぼ採用の前提で話が進むケースもあるかもしれませんが、スカウトされたということは、他の人よりもスタートラインが少し前にあるだけ。例えば「書類選考免除」の条件を目にしたことがある人もいるのでは?
選考を受けた結果、不採用に成る可能性もあります。浮かれず気を引き締めて選考に臨みましょう。
2. 信頼できるヘッドハンターであるかを確認する
ヘッドハンターが個人情報を聞き出したり、金銭を要求したりするなど、ヘッドハンティングにまつわる詐欺も発生しています。
今回紹介したのは登録型のサービスなので、身元不明のヘッドハンターがいきなりコンタクトしてくることはほとんどないでしょうが、詐欺のケースもあるということを意識することが大切です。
信頼できないなど不安に感じる場合は、ヘッドハンター会社に確認するようにしましょう。
3. オファーをもらうまで退職届は出さない
ヘッドハンティングに限った話ではありませんが、オファーをもらうまで現在の会社に退職届は出さないことをおすすめします。選考の段階で、どんなに採用を確信したとしてもです。
特にヘッドハンティングの場合、自分は選ばれると強く信じている人が多いので、注意が必要です。条件交渉をし、書面でオファーをもらった後に、退職手続きを開始するようにしましょう。
ほかにも、ヘッドハンティングと引き抜きの違いや、ヘッドハンティングされやすい人の特徴について知りたい人は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
意外と知らない!?「ヘッドハンティング」と「引き抜き」の違い
文/やまさん
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー(日本キャリア開発協会)