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意外と知らない!?「ヘッドハンティング」と「引き抜き」の違い

2023.03.23

「ヘッドハンターを名乗る人物から連絡がきた!」
「会社に電話が…どうして自分の情報を知っているのだろう」

一昔前までは主に外資系企業で見られた採用手法、ヘッドハンティング。近年では、日系や中小、ベンチャーなど、様々な企業でヘッドハンティングが行われています。読者の皆さんの周りでも、ヘッドハンティングが行われているかもしれません。

本記事では、ヘッドハンティングの意味や注意点、ヘッドハンティングされるための方法などを紹介していきます。

ヘッドハンティングの意味、引き抜きとの違いとは

まず、ヘッドハンティングの意味を確認しましょう。

デジタル大辞泉(小学館)によると、ヘッドハンティングとは「他の会社の有能な人材を、より有利な条件で引き抜くこと」。引き抜きという表現が含まれているように「ヘッドハンティング」と「引き抜き」には厳密な違いはありませんが、実際には次のように区別する使い方もあるようです。

【ヘッドハンティング】
・企業から依頼を受けたヘッドハンティング会社が行う
・候補者は主に役職者
(英語でheadhuntingと書くように、会社の幹部級人材がターゲット)

【引き抜き】
・企業が直接対応する
・候補者の役職の有無は問わない

ちなみに、近年では企業が直接人材にアプローチする採用手法を「ダイレクトリクルーティング」とも呼んでいます。

ヘッドハンティングの種類

一口にヘッドハンティングといっても、実は同じ採用手法であるとは限りません。ここでは、「サーチ型」と「登録型」という代表的な2種類の方法を紹介します。

【サーチ型】
サーチ型のヘッドハンティングでは、企業の依頼を受けたヘッドハンティング会社のヘッドハンターが、候補となりうる人材を探し出します。この場合、候補者が転職市場にいるか、いないかは関係ありません。企業が求める人材を見つけるため、独自のネットワークをはじめ、取材やセミナー登壇情報、人事情報、SNS発信をチェックします。

そのため、転職支援サービスに登録していない状態であるにもかかわらず、ある日突然ヘッドハンターから連絡が来たという人もいるでしょう。SNSや電話番号など候補者個人の連絡先を入手できない場合は、在籍中の会社に電話をかけるヘッドハンターもいます。

【登録型】
登録型は、主に転職エージェント(人材紹介会社)が提供するヘッドハンティングサービスです。求職者はスキルや経験などをデータベースに登録、企業が求める要件を満たしていると判断された場合に、転職エージェントから企業が紹介されます。

ヘッドハンティングで転職するメリット・デメリット

ヘッドハンターから連絡をもらい「選ばれた」と舞い上がってしまう人がいる一方、「転職を考えているわけではないのに…」と動揺してしまう人もいるかもしれません。多くのひとにとって、転職は大きな変化を伴うイベント。後悔しないよう、次に挙げるメリット・デメリットを考慮したうえで判断しましょう。

ヘッドハンティングで転職するメリット

・年収アップも!今より良い条件で働ける
ヘッドハンティングでは、多くの場合、現職より良い条件が提示されます。ヘッドハンティングは、企業が候補者に「あなたのそのスキルや経歴が必要です」とアプローチする手法であることからも分かる通り、基本的に企業は候補者に「選ばれる側」だからです。通常の選考と比べて、条件交渉も有利に進められるでしょう。

・キャリアの選択肢が広がる
自分だけでは見つけられない企業と出会える可能性もあるのが、ヘッドハンティングの魅力です。「自分のスキルや経験で、こんな仕事もできるんだ」「今とは違う働き方ができそうだ」など、キャリアの選択肢を広げるきっかけになりうるでしょう。

ヘッドハンティングで転職するデメリット

・周りからの期待が高すぎることがある
ヘッドハンティングされるということは、あなた自身が高く評価されていること。企業としては、あなたにそのスキルや経験を自社でもフルに活用して、成果を出してもらうことを期待しています。しかし、入社後に活躍できない可能性もあるでしょう。「こんなに良い条件で採用したのに…」「期待外れだった」と思われているのではないかと、押しつぶされてしまう人もいます。

ヘッドハンティングされるには

ここまでの説明を読み、「自分もヘッドハンティングされたい」と思った人もいるのではないでしょうか。ヘッドハンティングされる人の特徴を挙げていきます。

市場価値の高いスキルや経歴を持つ

ヘッドハンティングにおいて評価されるのは、何よりもスキルや経歴です。しかも、市場価値の高い専門性が求められます。多くの人が持っているようなスキルや経歴なら、企業はわざわざヘッドハンティング会社や転職エージェントに依頼はしないからです。

実績を積極的に表に出す

先述の通り、ヘッドハンターは候補者を見つけるために、様々な情報をチェックしています。SNSなどを通じて自分の実績を公表したり、業界紙の取材やセミナー登壇を積極的に受けている人は、ヘッドハンターの目に止まりやすいでしょう。

登録型ヘッドハンティングを利用する

次に挙げるようなサービスにスキルや経歴を登録することで、ヘッドハンティングされる可能性を広げることができます。

・ビズリーチ
経営幹部・管理職などの高年収求人を多数取り扱うハイクラス転職サイト。優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届く。
参考:ビズリーチ

・リクルートダイレクトスカウト
リクルートが運営する、ハイクラス求人に特化したエグゼクティブ向け転職サービス。登録すると、匿名レジュメを見たヘッドハンター・企業からスカウトを受け取ることができる。
参考:リクルートダイレクトスカウト

・dodaX
パーソルが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティングサービス。自分で求人に直接応募することも可能。
参考:dodaX

怪しい…?トラブルも!ヘッドハンティングされたら慎重に

中にはヘッドハンターを装い、個人情報を聞き出したり、金銭を要求したりする人もいます。
知らないヘッドハンターから連絡が来た場合は、その企業名や個人名を検索して実在するかを確認するようにしましょう。また、転職が決まって書面で契約を結ぶまでは、現在の会社の退職手続きは進めないようにすることをおすすめします。

文/やまさん

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