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BMW、ハーレー、トライアンフ、限定解除したら乗りこなしたい海外製ビッグバイク3選

2023.05.27

ハーレーだけに許された特別感にどっぷりと浸かる悦楽

低く構えたロングシャシーと、前後に太いファットタイヤを装備した固まり感のあるスポーツスターS。ボバーカスタムスタイルという迫力ある佇まいは、ファッショナブルでもあり、シティでも魅力的に見える。

この日本において映画史に残る名作「イージーライダー」とハーレーダビッドソン(以下、ハーレー)とは切っても切れない関係にある、と思っていたし、そうあって欲しいとも願っていた。ところが公開された1970年当時のような感覚を持っている人がずいぶんと減っているという現実を取材などで目の当たりにすると、若者達の心を捉え、特別な存在となったハーレーとはいま、どんなバイクになっているのだろうか? もはや体制に対する反逆のシンボル、自由を求める若者たちの精神的なよりどころとは言えなくなっているのだろうか?

少しばかり悲しくも感じつつ、映画「イージーライダー」すら、知らない現在の若者たちは、それ故にファッションブランドのような捉え方すらしてしまうのかもしれない。だが一方で、ハーレーには、どんなブランドにも醸し出すことのできない強烈な存在感があることだけは、どうやら理解しているようなのである。初めてハーレーに触れた時、強烈に感じるのはその重さと、日本での扱いにくさ。走り出せばライディングポジションも含め、「お尻で操縦する」と言った乗り方でも、少々コツがいる。夏になれば60度V型ツインのエンジンから立ち上る熱気でやけどすらしかねないなど、色々と考えてみると、決して素直で簡単なバイクではない。それでも「いつかはハーレーに乗ってみたい」というリスペクトを抱かせているのは、ハーレーが見せてくれるであろう「自由への憧れ」が内包されているからかもしれない。

そんなハーレーの中から少しだけハードルが低く、こちらを受け入れてくれそうな存在と言えば「スポーツ」か「クルーザー」と言ったセグメントにあるモデルだろう。そして注目したいのは「スポーツスターS」。ハーレーのレガシーモデルであったスポーツスターに、最新の時代性を投入して仕上げた最先端のマシンである。

取りあえず跨がってみる。ライディングポジションは前傾となり、シート高は765mmと低めで、足つきで困ることはない。そんな安心感に支えられながら走り出せば、足を前方に投げ出すようにしてのる「フォワードフットコントロール」。これは少しばかり慣れが必要なライディングポジションで、重量級ボディを取り回すことと同じように特別なスキル習得を要する。だが、一度慣れてしまえばハーレーならではの世界観にどっぷり浸かって軽快にして気軽なツーリングを楽しみながら「反逆と自由」の入り口にたどり着けるはず。唯一の懸念があるとすれば、アメリカンテイストが強いブランドだけに、ヨーロッパ、とくにラテン好きの人には少々ハードルが高いのかもしれない。

迫力満点のマフラーは耐蝕性を持つ304シリーズステンレススチールで作成。ライダーの足元とテールセクションから排気熱を遠ざけるように設計されている。

独特のサウンドとバイブレーションを生み出す1252cc水冷60度Vツイン。加速感は強烈である。

Bluetooth搭載の4インチの丸形薄型フィルムトランジスタLCDディスプレイ。デジタルゲージ、インジケーター、ライディングモード、ハーレーダビッドソンアプリによるターンバイターン式ナビゲーションを収納。

ブレンボのブレーキシステムを装備。前後のホイールの制動力を良好のバランスにコントロースしながら安定感のある制動を実現する。

(スペック)
モデル名:ハーレーダビッドソン スポーツスターS
価格:2,494,800円~(税込み)
ボディサイズ(mm):全長×全幅×全高:2,270×843×1,089
ホイールベース:1,520mm
シート高:765mm
車重:228kg
駆動方式:ベルト駆動
トランスミッション:6速MT
エンジン:水冷V型2気筒DOHC 1,252cc
最高出力:90kW(121ps)/7,500rpm
最大トルク:125Nm(12.7kgm)/6,000rpm
燃費:5.1 l/100 km(メーカー公表値・100km走行時の消費燃料)
問い合わせ先:ハーレーダビッドソンジャパン:0800-080-8080

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