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コスパ最強に偽りなし!?Googleの最新スマホ「Pixel 7a」は買いか否か

2023.05.21

■連載/石野純也のガチレビュー

 グーグル純正スマホとして、日本でも年々その存在感を増しているPixelだが、中でも廉価モデルのPixel aシリーズは売れ行きがいい。コストダウンの跡を上手に隠しつつ、スマホの中核となるチップセットやカメラなどの性能を上位モデルにそろえているからだ。結果として、Pixel aシリーズはコストパフォーマンスが圧倒的に高い端末として評価されている。

 そんなPixel aシリーズの最新モデルが、2023年5月11日に発売された「Pixel 7a」だ。その型番が示しているように、同モデルは昨年市場に投入されたPixel 7シリーズの廉価版。チップセットにグーグルが独自に設計した「Tensor G2」を採用しており、メインとなる広角カメラも6400万画素の高画素化した。Pixel aシリーズとして、初めてワイヤレス充電などの機能に対応したのもポイントと言えるだろう。

 日本独自の事情として、久々にドコモが取り扱いを再開したことも大きな話題になっている。単に販路としてドコモが増えただけでなく、ドコモが5Gの周波数帯として採用する「n79(4.5GHz帯)」に対応しているのもPixel 7aの特徴と言えるだろう。大ヒットが見込めそうなPixel 7aだが、本当の実力はどの程度のものか。発売前から実機を使い続け、同機を評価した。

人気のPixel aシリーズに新モデルが登場。Pixel 7aの実力をチェックした

上位モデル譲りのデザインだが、コストカットの跡も

 Pixel 7の廉価版として発売されたPixel 7aだが、その位置づけとは裏腹に、デザインはむしろ上位モデルに近い。本体はやや小ぶりな一方で、フレームを前面、背面のガラスで挟み込む形状はPixel 7とほぼ共通。フレームが丸みを帯びているほか、背面の柔らかなカラーリングもPixelらしいポイントと言えるだろう。

丸みを帯びたフレームや、背面デザインはかなりPixel 7に近づけていることがわかる

 背面上部には、Pixelシリーズのアイデンティティと言える「カメラバー」が配置されている。Pixel 7aの場合、このバーの中に超広角カメラと標準の広角カメラが並ぶ。フラッシュライトも、このカメラバーに収納されている。まるでスマホの“目”のようなデザインだが、同様の端末はほかになく、Pixelらしさを演出するのに一役買っている印象だ。

カメラバーはPixelのアイデンティティ

 ぱっと見のデザインは上位モデルに近い一方で、違いもある。例えば、ベゼルの厚みはその一例だ。ディスプレイの表示部がギリギリまで広がり、額縁が薄いPixel 7やPixel 7 Proと比べると、Pixel 7aはやや黒いフレームが目立つ。端末の厚みも同様で、持った時の感覚は上位モデルとは異なる。一方で、アルミフレームは滑りやすいこともあり、どちらかと言えば、Pixel 7aの方が端末をしっかり手に固定しやすい印象を受けた。

ディスプレイ周りのベゼルは、上位モデルと比べるとやや太めだ

 カメラバーは、Pixel 7のそれよりも出っ張りが小さくなっている。より背面になじんでいると言い換えることもできそうだ。実利用上はあまり差が出ない部分だが、机やテーブルの上に置いた際に、傾きが少なくなるのは好印象。出っ張っていることに変わりはないものの、カメラ部分が傷つく心配も少なくなりそうだ。

カメラバーの出っ張りは、上位モデルより薄くなっている

 背面やフレームには指紋センサーが設けられておらず、Pixel 7aも画面内指紋認証を採用する。ただし、その認識速度は遅め。ハイエンドモデルの一部には超音波式の指紋センサーを採用するモデルもあり、こうした端末と比べるとストレスを感じる。Pixel 7aはAIを用いた顔認証を採用したため、指紋認証が使いづらいと感じた人は、こちらを併用することをお勧めしたい。この点は、Pixel 7、7 Proと同じだ。

指紋センサーは画面内に搭載。精度や速度は改善が必要か

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