残業時間の増加理由は「人手不足」、減少理由は「企業の残業制限」
残業時間の傾向について、具体的な理由を聞いた。残業時間が「増加傾向」と回答した人の理由は「人員が足りないため」(75%)が最多。次いで「仕事量が増えたため」(67%)が続く。
残業時間が「減少傾向」と回答した人の理由は「残業が制限されたため」(42%)が最多となった。
【図6】ここ数年で、残業時間が「増加傾向」と回答した人はその理由を教えてください。(複数回答可)
【図7】ここ数年で、残業時間が「減少傾向」と回答した人はその理由を教えてください。(複数回答可)
中小企業で働く人の「月60時間を超える残業代の割増率が50%に引き上げ」、「知っている」人は4割弱
2023年4月から法律が施行され、中小企業で働く人の「残業代が引上げ(60時間超)」になったことについて聞くと、「知っている」は39%(内容も含めてよく知っている:9%、概要だけ知っている:30%)と、全体の4割弱に留まった。
引上げについては、8割が「良いと思う」(とても良いと思う:47%、良いと思う:33%)と回答した。一方で、引き上げが「良くないと思う」(とても良くないと思う:1%、良くないと思う:8%)という声も1割弱存在する。
【図8】2023年4月から中小企業で働く人の「月60時間を超える残業代の割増率が50%に引き上げ」になることをご存知ですか?
【図9】「残業代の割増賃金率の引き上げ」について、どう思いますか?
調査概要
調査方法/インターネットによるアンケート
調査対象/『エン転職』ユーザー
調査期間/2023年2月22日~3月28日
有効回答数/12,940名
関連情報
https://employment.en-japan.com/
構成/清水眞希