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理想のミラーレス用自由雲台は?Leofoto「HL36R」を使ってわかった○と×

2023.04.27

連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

理想の自由雲台はRSS「BH-55」で決まり! でも、価格が……!

予算無制限で理想の自由雲台はと聞かれれば、私はRSS「BH-55 LR」と答える。元祖ARCA-SWISS「Z1+」という意見もあろうが、使い勝手がよく高精度のBH-55のレバーリリースを推す。重量890g、耐荷重23gというスペックはミラーレスに充分である。しかし、ボールが40mmの「BH-40 LRII」は486gと軽くなるが、耐荷重8kgと急に少なくなる。

RSSとはReeally Right Stuffの略であり、アメリカのカメラアクセサリーメーカー。1990年代にBryan Geyer氏がアルカスイス互換プレート問題を解決しようと自作プレートを販売したことからスタートした会社なのだ。ちなみに日本の代理店は銀一である。メイドインUSAの精度の高さがウリだ。問題は価格でBH-55が11万9350円、BH-40は10万650円と中華製カーボン三脚よりも高価である。

そこで頼りになるのが、RSSリスペクトの中華メーカーLeofotoである。低重心の自由雲台LHシリーズがデザインも機能も、ほぼRSSと思えるほど似ている。例えば「LH-40LR」は重量530g、耐荷重20kgである。レバーリリースにも対応。

さらに軽量化された「LH-36R」であれば、重量410g、耐荷重18kgとミラーレスを充分に支えられる。さらに軽いLH-30シリーズもあるのだが、こちらはボールのテンションを調整する機能がないため対象外とした。レバーリリースーよりもネジ式が調整範囲が広いだろうと思い、最終的に選んだ「LH-36R」を楽天市場のお買い物マラソン開催時に2万2330円で購入。

RSSの10万円超えの自由雲台「BH-55LR」は完璧に近いできだが、本体がかなり重い

Leofoto「LH36R」は雲台側だけでなく、プレート側にもパン機能を搭載

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