11億円という大金を手にして早期退職。海外を飛び回って豪遊し、約3年でそれを使い切る。
その後、登録者数5万4千人の人気ユーチューバーとして活躍。
そんな波乱万丈の人生を送る男性がフィリピンの首都マニラにいます。
フィリピンの首都マニラを拠点にするアキラ先輩。
11億円を3年で“溶かす”!
ユーチューバー「アキラ先輩」は大学卒業後、某大手ゲーム会社に就職。その後、ベンチャーゲーム会社の立ち上げに参加。
この会社がIPO(株式公開)をした際、ストックオプションとして所有していた株を売り約1億8千万円を手にします。その資金をFX売買などで数ヶ月で11億円まで膨らませます。
巨額の富を手にし2006年、40歳でリタイアします。
「仲間4人と始めた会社ですが、彼らはすでに退職。仕事も面白くなくなってきて、じゃあリタイアするかと決めました」
最高級ホテルに泊まり、ヘリをチャーターして移動したり、クルーザーで航海に出たり、更にカジノや夜の街で遊びまくり。絵に描いたような“酒とバラの日々”です。
「でも面白かったのは最初の2週間だけ。後は暇を持て余して、バカ騒ぎをするしかなかったんです」
ロサンゼルス、サンディエゴ、ロンドン、香港、東京を飛び回って遊んでいた頃、在住の友人に呼ばれてマニラへ移ります。
お金は数億円程度までに減っていました。マニラでも豪快に遊び、とうとうすべて消えてしまいます。
「日本でバイトでもする手もあったのですが、友人がいたことや後に結婚する24歳年下の現地の女性と出会ったことでフィリピン滞在を決めました。当時、そんな生活をしていたので記憶が曖昧で何年に暮らし始めたのかは覚えていません」
コールセンターに勤務したり、タクシー会社や飲食店を経営したりと様々な仕事をします。この頃の経験が後にユーチューバーとして活躍する上での情報力や人脈へとつながっていきます。