DIME MAGAZINE
最初は子供の成長記録保存が目的！
家族との絆の深さが伺える動画もアップしている。
そして、先ほどの女性と2010年に結婚。2人のお子さんに恵まれます。子供たちの育っていく様子を動画に撮りユーチューブに保存場所としてYouTubeを使っていました。
「だからサムネイルもなく、タイトルはカメラのメモリーカードの記録番号そのままみたいな状態でアップしていました（笑）」
ところが意外にも再生回数が伸び利益が生まれるようになりました。
「それならもっと本格的にやってみようと思い、当時は教育チャンネルが流行っていたので英語で日本語を教える動画を投稿し始めました。しかし、数か月続けましたが再生回数も登録者数も増えませんでした。ちなみに、その教育系の動画は今はもう削除してしまいました（笑）」
そんな中、自分の波乱万丈の人生を語るとそれまで2～3千人だった登録者数が、1万以上に一気に跳ね上がります！
「無理をしないで普通に自分の姿を動画に投影させれば良いんだ、と分かりました。よくユーチューバーとして成功の秘訣を聞かれるんですが、その1つが自分のポジションで自分らしく語りなさいということです。無理や背伸びをしても人に影響を与えることができる動画を作ることはできません」
幅広い人脈を生かした動画が話題！
元サラリーマンでフィリピンで悠々自適のリタイア生活を送る男性。
自分自身の人生について以外にも、フィリピンでの生活のノウハウや移住情報、ビジネス、夜の話までアキラ先輩は幅広いジャンルの動画を投稿しています。
先述の人脈を生かしていろいろな人々にインタビューをしています。例えば、元保険会社のサラリーマンの男性。
リタイア後、コンドミニアムをプレセール（竣工前に不動産を購入方法）で500万フィリピンペソ（当時の為替レートで約1300万円）で購入。
フィリピン人の奥さんとの2人で毎月の食費、高熱費、諸雑費合計で2万フィリピンペソ（約4万8000円）で生活しています。格安スーパーで買い物したり、現地のファストフードチェーンで食事をするなどして節約をしています。
また別な動画では格安で居酒屋をオープンさせようとしている日本人オーナーを紹介。その予算わずか30万フィリピンペソ（約72万円）、ロケーションはマニラのリトル東京近くの商業ビルです。普通であればその予算の10倍くらいかかります。
ところがオーナーはビルの4階という立地の悪さから月家賃4万フィリピンペソ（約9万6,000円）という安価な物件を探け出し、そこで以前営業していた店の廃材を内装に再利用したり、冷蔵庫や食器なども一切自分で買ってくる等の方法を使い格安で店を立ち上げました。
そんな「等身大」のフィリピン暮らしの動画が、海外生活を夢見る日本在住者にもじわじわと人気を呼び、チャンネル登録者数を増やしているのです。
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