SONYブースで驚いた昆虫認識
SONYと言えば人物認識、動物認識、鳥認識だが、新たに昆虫、車/列車、飛行機にも対応したという。情報としては頭に入っていたが、実際にデモで経験すると驚く。モルファ蝶やスズメバチの標本にAFフレームが貼り付くのだ。さらに昆虫の先頭部または頭部まで認識してくれる。さすがSONY、被写体認識では、先頭を走っていると思わせてくれた。
SONYブースでは望遠レンズコーナーの被写体に振り子のようにロープを揺するダンサーが登場
被写体認識の体験コーナーではミニチュアのクルマや列車、飛行機が用意され、小さくても認識されるのに感心した
特に驚いたのが昆虫認識で羽根の大きな蝶も胴体の先頭部にピントが合う。これは羽根にピントが来た方がいいと思うのだがどうなのだろう
スズメバチやトンボの標本も試したが、確かに頭部にピントが合う。マクロ撮影で威力を発揮するに違いない
望遠レンズコーナーに並んだビデオ雲台。特に重いレンズとの相性が良く楽にチルトできる
普段はお目にかかれない600mmF4は重量約3kg、ストア価格190万3000円の超弩級レンズだ
映像の未来を感じるCanonブース
Canonブースで人気のあったのは、もちろん新製品の「EOS R8」と「R50」の体験コーナー。ジャンプするBMXという魅力的な被写体も用意された。EOSの2モデルは体験済みだったので、VR/MRコーナーを体験。VRは仮想現実で3Dゴーグルを装着して仮想空間に没入できる。今回は3人のダンサーが現れた。MRは複合現実で、現実の空間に合わせてホログラムが出現、両方を同時に見られる。Canonのデモンストレーションでは、VRと同じダンサーが現実の空間に等身大で出現。踊ったり、手で触れられそうな距離まで近づいてきた。ホログラムは拡大、縮小、回転、分解などの操作もおこなえるという。これぞ未来の映像の姿と思った。さらに10分ほどのVR動画を堪能すると、フルサイズミラーレスよりMRヘッドセットを買った方がいいねという気分になった。
Canonブースで2番目に人気があったVR/MR映像体験コーナー
同じダンサーが登場する動画でVRとMRの違いを体験できる
何と近未来的なデザインのMR用ゴーグル、現実空間にホログラムを重ねて表示できる
球形のイスに座ってVR体験。このままひきこもりになりそうな快適空間だ