連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所
「日本最大級のカメラの祭典 CP+2023」
CP+と言えば、年に1度のカメラの祭典だったが、コロナ禍のために2019年からバーチャル開催となり、パシフィコ横浜で開催されるのは4年ぶりである。カメラだけでなくレンズ専業メーカーや三脚、カメラバッグ、ストラップ、フィルター、ストロボなどあらゆるアクセサリーも大集合、アウトレットや抽選会、トークショーなどもあり、カメラ好きなら1日で回りきれない内容が詰まっている。では早速、会場で気になったイベントや製品をレポートしていこう。
Zマウント一色となったNikonブース
歴史と伝統のニッコールレンズでお馴染みのNikonは、Z世代にもアピールしたいということで癒やし系ロボット「LOVOT」を6体も投入。ここはLOVOT CAFEかと思わせるほど和やかな空間を演出。さらに「Z fc」張り替えキャンペーンを3月3日より期間限定で開始。ニコンダイレクト限定色を含めた6色に「Z fc」のエクステリアを張り替えられる。従来にはなかった派手な色もあり、本気で若い世代をターゲットにしていることが分かった。
レンズの方もFマウントからZマウントへ世代交代を果たしており展示されたレンズラインナップはZマウントシリーズのみ。3月発売予定の新製品「NIKKOR Z 26mm f/2.8」、「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」も展示され注目を集めていた。
LOVOTが着る「Nikon Creators」のTシャツは1点もので販売予定なし。これは商品化して欲しいと思ったのは私だけに違いない
「LOVOT 2.0」6体がお手伝いに駆けつけた。ちなみにネコ耳でもウサ耳でもLOVOTはNikonミラーレスの被写体検出では人間とも動物とも認識されないそうだ
レトロデザインのAPS-Cサイズミラーレス「Z fc」のボディカラーに新色のブラックが追加された
「Z fc」張り替えキャンペーンで外装のシボ革部分の色が変更できる。定番のオリーブグリーンはアウトドアに馴染みそう
チョークブルーは今までにない斬新なカラー。寒色系でクールなイメージだ。都会のスナップ撮影に使いたい
ニコンダイレクト限定色のクリムゾンレッドは女子向きカラーだが意外に渋い。シルバーボディとの相性が良さそうだ
マスタードイエローはかなり派手な色で目立つこと間違いナシ。ちょい悪オヤジにも似合いそう
「Z9」を中心にした8K動画撮影システム。メカメカしいクランプ類が男のロマンをかきたてる。ケーブルの取り回しはもう少し何とかして欲しい
撮影体験コーナーではZマウントレンズがフル回転していた
3月3日発売のパンケーキレンズは、フルサイズミラーレスAFレンズ最薄の厚さ約23.5mmを実現