DIME MAGAZINE
現役高校生が卒業アルバムで不安に感じること第1位「マスクをした写真ばかりになりそう」
次に、現役高校生に卒業アルバムについて、不安に感じることを聞いたところ、6割の高校生が「マスクをした写真ばかりになりそう」（59.5％）を一番の不安要因として挙げた。コロナ禍での高校生活、思い出がマスクの写真ばかりになるのは避けたいよう。
保護者に学生時代に印象に残っている思い出を聞くと、「修学旅行・林間学校」（53.0％）がトップで、「文化祭・合唱祭」（40.5％）、「体育祭・運動会」（40.0％）と学校イベントが続いた。
また、子どもの卒業アルバムで残してほしい思い出を聞くと、同様に「修学旅行・林間学校」（54.5％）、「体育祭・運動会」（47.0％）、「文化祭・合唱祭」（43.0％）の順となり、学校イベントは卒業アルバムに残したい、学生時代を振り返る最適な出来事となっているようだ。
一方、現役高校生に卒業アルバムに残したい思い出を聞くと、「修学旅行・林間学校」（69.5％）、「体育祭・運動会」（66.5％）と、やはり学校イベントが上位となっているが、「普段の何気ない学校生活」（65.5％）が3位に挙げられた。
また、「卒業」や「入学」に関連した思い出を残したいという人も半数以上になっている。 コロナ禍で学校行事が中止になってしまったからか、保護者世代に比べ普段の学校生活も思い出としてきちんと残しておきたい、と考えている人が多いよう。
思い出の写真を「加工したい」高校生、「加工してほしくない」保護者
現役高校生に自分の卒業アルバムへの希望を聞いた。すると、89.0％が「事故画（写りの悪い写真や目をつぶってしまった写真など）を避けたい」、65.0％が卒業アルバムの“映え”を「意識したい」と答えており、41.5％が「写真はアプリで加工したい」と答えた。
スマホで写真を撮影・加工してアップすることがルーティン化している高校生にとって、事故画を避けるのはもちろん、“卒アル映え”を望む気持ちが強く、また写真を加工したいという意向もあるようだ。
では、思い出を残す写真を加工することに対してどう捉えているのか、意見を聞いた。現役高校生は卒アル写真と同様、41.5％が「加工したい」と答えていたが、保護者の8割は子どもの写真を「加工してほしくない」（78.5％）と答えている。
保護者の多くが子どもの思い出の写真は加工しないで残したいと望んでいるが、高校生も全ての写真を加工したいわけではないよう。
卒業アルバムの写真について、現役高校生の8割が「アプリで加工した写真のみが残るのは避けたい」（78.5％）と答え、6割が「アプリで加工する前後の写真を両方残しておきたい」（57.5％）と答えている。
写真を加工したい理由と加工したくない理由を聞くと、加工したい高校生からは「事故画が一生残るのは嫌だから」といった意見があった。一方で、加工したくない高校生からは「昔の本当の自分の姿を見られないのは寂しいから」といった声が上がっている。
また、子どもの思い出の写真を加工してほしくないと答えた保護者にその理由を聞くと、「ありのままが良いと思うから」「なんでも加工する時代だからこそ、素の状態を残して欲しい」をはじめ、次のような意見が寄せられた。
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