クラスメイトの写真や学校行事、部活動、修学旅行などの思い出が詰まった卒業アルバムは青春時代の宝物になるはず。一方、コロナ禍で学校行事が中止となったり、SNSに慣れ親しんだ高校生は写真に関する意識も変わり、卒業アルバムを取り巻く状況は様変わりしている。
そこでダイコロは、卒業シーズンを前に、現役高校生男女200人、高校生の子どもを持つ保護者世代の男女200人を対象に、卒業アルバムに関する調査を行った。
卒業アルバムは10年に1回も見ないが「子どもに見せるとき」には開く
まず、保護者に自分の卒業アルバムをもらってよかったかと聞くと、9割が「よかった」(90.0%)と答えた。しかし、自分の卒業アルバムを見る頻度は、6割が「10年に1回以下」(58.5%)と低く、「購入後一度も見たことはない」(14.0%)と答えた人もいる。
自分の卒業アルバムを1年に1回も見ない保護者185人に見ない理由を聞くと、「卒業アルバムについて思い出すことがないから」(31.9%)、「なんとなく」(30.8%)、「実家に置きっぱなしにしており、手元にないから」(27.6%)などの理由が挙げられた。
一方、自分の卒業アルバムを1度は見たことがある保護者172人に、どんなときに見るかと聞くと、「ふと思い出したとき」(45.3%)だけでなく、「子どもに見せるとき」(23.8%)も多いよう。
普段はあまり見ることのない卒業アルバムだが、親子のコミュニケーションツールとして役立っているようだ。