3.蛍光ペンの色を一括で変更する方法
長文の原稿の場合は特に、強調したい箇所に蛍光ペンで色付けをすることで目立たせることができる。しかし黄色のマーカーをつけていたところ、途中で緑色に変更したいと思ったとする。原稿内に10箇所以上、蛍光ペンでマーカーがついていると、一つ一つ緑色に変更するのはイラッとしてしまうかもしれない。
そんなときには、すべての蛍光ペンの色を一括で変更する方法を試してみよう。
●やり方
「検索と置換」の機能を使って蛍光ペンの色を置換する。
1.ホームタブにある【蛍光ペンの色】の横の矢印をクリックして、変更後の色を選択する。黄色から緑色に変更する場合は緑色を選択する。
2.ショートカットキーの[Ctrl]+[H]で「検索と置換」ダイアログボックスを立ち上げ、【オプション】をクリックする。
3.【検索する文字列】の入力ボックスをクリックし、【書式】→【蛍光ペン】を選択する。
同様に【置換後の文字列】の入力ボックスをクリックし、【書式】→【蛍光ペン】を選択する。
4.【すべて置換】を押せばすべての蛍光ペンが緑色に置き換わる。
●TIPS
ところで、蛍光ペンのように文字背景に色をつける方法は他にもあり、「塗りつぶし」でも対応できる。背景に色付けしたい文字を選択し、ホームタブにある【塗りつぶし】の横にある矢印をクリック。好きな色を選択することで、文字の背景にその色が付く。
4.行間を「最小値」にしたときに見た目に変化がないときの対処法
行間が広すぎて見た目がおかしいことはよくある。しかし行間の調整のために「最小値」を選んでも一向に行間に変化が現れず、イライラしてしまうこともあるだろう。なぜ最小値にしているのに、行間が縮まらないのか?
そもそも行間の「最小値」とは、指定の間隔ギリギリまで行間を狭くする設定だ。しかしフォントサイズが大きいと、行間が狭いことで文字が切れないように、行間が自動で拡張されるのだ。これにより、フォントサイズによっては行間を最小値にしても行間が縮まらないことがある。
このようなときに「最小値」の行間を有効にするには、【段落】ダイアログ ボックスで設定をする。
●やり方
1.対象の段落を選択して、「書式」メニューの 【段落】をクリックする。
2.「段落」ダイアログ ボックスが立ち上がるので、その中の【インデントと行間】タブの【行間】で【最小値】を選択し、【1 ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる】というチェック ボックスをオフにして、【OK】をクリックする。
すると、行間が最小値に設定される。