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バーを思わせるクリニックやセルフ診断も!40代後半から始まる「男性更年期対策」最前線

2023.02.05

Barを思わせる空間で相談できる!?「Dr.Black AGA クリニック」

2022年12月に、「Barのような通いやすい薄毛治療」をコンセプトとしたAGAクリニック『Dr.Black AGA クリニック』 が、東京都港区新橋にオープンした。

相談できるのは、AGA(男性型脱毛症)に限らず、ED(勃起不全)、LOH(男性更年期症候群)などの男性の悩みをトータルで可能だという。オンラインでの対応もある。

そもそも、なぜ「Barのような空間」を演出しているのか? 公式情報によれば、「患者様を『治療にきている』という心理的プレッシャーから解放することで、居心地の良さを実現している」そうだ。

待合室ではコーヒーを飲みながらバーテンダーを模した受付担当や他の患者と雑談をすることもできるという。まさにBarのノリだ。意気投合して、悩みが解消されるかもしれない。さらに、カウンターにはそれぞれの患者用のコンセントも準備しており、無料Wi-Fiも利用できるため、ワークスペースとして使用する人もいるという。

院長の梅本祐介氏は、同クリニックについて次のように話す。

「患者さんはみなさん、クリニックに入って来ると『ここは本当にクリニックなのか?』と目を疑うようです。オープンしたてのため患者さんは初診の方が大半を占めており、当院の雰囲気を知らずに入店することが多く、ファーストインプレッションで驚く方が多いです。L字のバーカウンターとバーチェア、壁には絵画や本を飾り、リラックスできるようクラシック音楽を流しているので初見ではなかなかクリニックに見えないようです。

今までのクリニックと異なり、待合室の壁を取り払ってオープンスペースにすることで患者さん同士のコミュニケーションなどもたくさん生まれています。バーテンダーを模した受付とも気軽に話すこともできるので、治療終了後、1時間程度、談笑していかれる患者様もいます」

実際、更年期症状についての相談にはどんな相談が寄せられているのだろうか。

「更年期症状については、30歳から70歳まで幅広い患者様からご相談をお受けしておりますが、ご相談いただいた患者様の年代によってその悩みの特徴が分かれる傾向があります。

30代の方はどちらかというと精神的な要因でご来院するケースが多くなっております。例えば『今の仕事に対して強いストレスを感じている』『20代に比べて集中力が続かなくなった』といった今の仕事と向き合う上で立ち向かっていく力が欲しい、といったご相談をいただくことが多いです。また『若いときに比べて筋肉が落ちてきてかっこ悪くなってきた』『太りやすくなった』など見た目をよくしたい、といったご相談もいただきます。

60~70代の方はどちらかというと今の身体のつらさを緩和したい、という理由でご来院するケースが多いです。例えば『少しの歩き仕事でも疲労が連日抜けず、常に疲れを感じている』『朝から身体が重く、ベッドから出るのが苦痛に感じる』などのご相談です」

このような相談を受けた後、どんな治療を行っているのだろうか。

「こういった患者様にはテストステロン(男性ホルモン)療法をご提供しておりますが、皆さん非常に満足していただいており、4人に3人の患者様にリピーターとして治療を継続していただいております。年配の方は特に効果を実感いただいており、治療を始めて一週間程度から『30歳は若返ったように感じる』とのお声もいただいております」

クリニックへは、治療を受けるために行くものだが、ここでは日頃の悩みを気兼ねなく打ち明けられるという意識で行くことができそうだ。治療を受けたいというよりも、相談したい気持ちが強い人に向いているかもしれない。

エーファクトリー「更年期障害の保健師オンラインカウンセリング」

エーファクトリー株式会社では、法人向けに更年期障害の保健師オンラインカウンセリングサービスを提供している。契約した法人の社員は、男女問わず、更年期障害にまつわる悩みを保健師に電話かオンラインでの相談ができる。また、LINEでの相談サービスもついてくる。

同サービスで相談を受けている保健師、飯田かんな氏に、実態を聞いた。

「ご相談を受けると、その方のこれまでの体調や既往歴などをみながら大きな病気が隠れていないかなどを確認し、更年期症状の疑いがあるのではないかというお話をしていきます。ひとりひとり異なるご本人の苦痛の程度や、日常生活への支障の程度を主観的・客観的にみて更年期症状への対応方法、あるいは病院受診の必要性、予想される治療方法の選択肢などについて説明をしていきます。

更年期特有の症状は100%改善できないことも多いのですが、具体的な症状のご相談と共に、うまく症状と付き合っていけるように具体的にどのような場面でどのように対策対応をしたらいいかなどのアドバイスをすることも多いです」

対面ではなくオンライン、医師ではなく保健師であることのメリットとは?

「実際に、お客様からいただいたご感想では、対面ではないことでお話がしやすいということがあるそうです。会社に健康管理室があり、そこに呼び出されたりすると緊張してしまったり身構えたりしてしまうようです。より気軽に、身近な存在としていられるのは保健師としてお話を伺う中でも非常にメリットであると感じます。

医師ではなく保健師であることのメリットは、根本的に医師と保健師、看護師というのはそれぞれ役割が異なるので、どちらがいいというよりはそれぞれの役割があって成り立っているところがあります。

その中でも、患者さまや相談者さまのお話を聞いたり、思いを汲み取ったりする役割としては、保健師がより得意とする分野なのではないかと思います。病院の診察室など忙しい雰囲気の中では話しにくかったり、質問を忘れてしまったりした経験は誰しもあると思います。相談者さまのお話を聞く環境や時間を作ることができるのは、大きなメリットだと思います」

本サービスを利用するには、自分が勤めている会社に導入されている必要があるが、こうしたサービス導入を会社にリクエストしてみるのもいいかもしれない。

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