運河を眺めながらのマーケット散策
もう一つ別なナイトマーケットは“運河”がセールスポイント。
往時、バンコクは東洋のベニスと呼ばれていて無数の運河が流れていました。BMA(バンコク都庁)はその復活を目指して数年前から運河の整備などに取り組んでいます。その一つがオンアン運河。中華街とインド人街の間にあります。
綺麗になった運河とその河岸を使い、週末に開催されているのが『オンアン運河ウォーキングストリート』です。
ライトアップされたマーケットはロマンチックな雰囲気な漂わせています。それを盛り上げる生バンドの演奏も運河にかかる橋の上で行われています。
運河ではBMAと協賛会社によるカヤックの無料体験も出来ます。オンアン運河の2ブロックほどを進み戻ってきますが、慣れないカヤック操作にみんな悪戦苦闘。
こちらのマーケットも開催の度に人々が押し寄せています。
他にも服や小物などの屋台が多い『グリーン・ビンテージ』、『ジョッド・フェアズ』と同じ会社が運営する『ワン・ラチャダー』など大小のマーケットが市内で営業しています。
このように、新たなナイトマーケットはローカル客もインバウンド客も存分に楽しめることを考えた内容になっています。
梅本昌男(海外書き人クラブ会員) フリーライター。タイや東南アジア諸国の記事をJAL機内誌などの媒体に書く。単行本『タイとビジネスをするための鉄則55(アルク)』。NHKラジオへの出演や写真ACのモデルの仕事なども行っている。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員