会社や学校でのプレゼンテーション作成に使われているPowerPoint(以下、パワーポイント)。文字はもちろん、図形やグラフなどを組み合わせて見やすいスライドを作れるのが魅力です。しかし、パワーポイントで作成した資料を人に見せたくても、相手のパソコンがパワーポイントを搭載していないと、確認が難しいことも。このような時に役立つのがPDFへの変換です。今回は、Windows 10版のPCとMac、iPadOS 14.6のiPad mini 4、iOS 16.1.2のiPhone SEを用いて、パワーポイントをPDF化する方法をご紹介します。
iPadでパワーポイント資料をPDF化する方法
iPad版のパワーポイントはアプリ「Microsoft PowerPoint」を使うと便利。App Storeからダウンロードして使いましょう。また、資料を保存したりPDF化したりするには、Microsoftアカウントにサインインが求められます。
パワーポイントの資料は、次の方法でPDF化できます。
[1] パワーポイントでプレゼンテーション資料を作成する。
[2]「ファイル」→「エクスポート」→「PDF」を選択。
[3]保存先を指定する。必要に応じてファイル名を変更し、「エクスポート」をタップしたら完了。
【参考】App Store|Microsoft PowerPoint
iPhoneでパワーポイント資料をPDF化する方法
iPhoneでパワーポイントを使用する時も、「Microsoft PowerPoint」が必要です。また、資料を保存したりPDF化したりするには、Microsoftアカウントにサインインしている必要があります。パワーポイント資料をPDF変換する方法は次のとおり。
[1] パワーポイントでプレゼンテーション資料を作成します。
[2]画面右上の「…」(ファイル)アイコンから「エクスポート」→「PDF」を選択。
[3]OneDrive上で保存先を指定します。必要に応じてファイル名を変更し、「エクスポート」をタップしたら完了。
【参考】App Store|Microsoft PowerPoint
PCでパワーポイント資料をPDF化するには
パソコン版のパワーポイントで作成した資料をPDFに変換する方法は、WindowsとmacOSで異なります。それぞれ順番にご紹介します。
Windowsでパワーポイント資料をPDF化する方法
Windowsでパワーポイント資料をPDF化する方法は次の通りです。
[1]パワーポイントでプレゼンテーション資料を作成する。
[2]ファイルから「エクスポート」を選択。
[3] 「PDF/XPSドキュメントの作成」の「PDF/XPSの作成」をクリック。
[4] 「PDFまたはXPS形式で発行」ダイアログボックスで、ファイルの保存場所を選択する。ファイル名を変える場合は「ファイル名」ボックスにファイル名を入力。
[5]印刷する場合は「最適化」で「標準」を選びます(品質を上げるため)。メールに添付するなど、ファイルサイズを小さくする時は「最小サイズ」を選択。
[6]「オプション」をクリックして、PDFの表示方法を設定する。
[7]現在のスライドをPDF化するには「範囲」で「現在のスライド」を選択する。
[8]特定のスライドをPDF化するには、「スライド指定」で「開始」と「終了」にスライド番号の範囲を入力する。
[8]スライドではなく、コメント、配布資料、アウトライン表示のみを保存するには、「発行対象」から選ぶ。
[9]「OK」→「発行」をクリック。
これでPDFファイルとして保存されます。
macOSでパワーポイント資料をPDF化する方法
macOSで作成したパワーポイント資料をPDF化するには、PDFファイルとして保存する方法と、PDFファイルとしてエクスポートする方法があります。
プレゼンテーションをPDFファイルとして保存するには、「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックし、PDFを保存する場所を選んだら、ファイル形式メニューの「PDF」をクリックすればOK。
プレゼンテーションをPDFファイルとしてエクスポートするには、「ファイル」→「エクスポート」をクリックし、ファイル形式メニューの「PDF」を選択すれば完了です。
macOSではWindowsのようにPDFファイルのサイズを小さくするなどの設定はできませんが、印刷品質は設定できます。「PowerPoint」→「環境設定」の順にクリックし、「PowerPoint環境設定」ダイアログボックスより「全般」をクリック→「印刷品質(用紙/PDF)」で「目的の品質」を高・中・低のいずれかに設定します。