【整理編】座って手が届く黄金ゾーンが仕事の効率を左右する
デスクに座って手を伸ばした時、腕を上下30度動かして手が届く範囲(ハンディーゾーン)が、効率的なデスク環境を作るうえでの黄金領域。「そのエリアにすぐ手に取りたいものを配置し、いかに出し戻ししやすくするかで、仕事効率が大きく変わります」(米田さん)。本当に必要なものが、かがんだり立ち上がったりしなくては手が届かないところに配置されていないだろうか? まずは〝黄金ゾーン〟の見直しから始めよう。
1m以内に配置すれば、椅子に座ったまま無理なく手が届く。この範囲で定位置を決めよう。
〈SAMPLE〉PART1で紹介したタツモさんは、デスク下にチェストを置き、黄金ゾーンを活用。
【Step 1】デスク周辺を撮影してみる
米田さん流の整理法の第一歩は自分のデスク周辺を撮影すること。必要なものとそうでないものを客観的に見極められるという。「スマホで写真を撮って、〝今週1度も触っていないもの〟に手書きツールで丸をすると、簡単に客観視できます」(米田さん)
【Step 2】使用頻度ごとに分ける
客観視できたら次は使用頻度ごとに分けて、しばらく使う予定がないものは一旦隔離。「すぐには読まないけれど残したい本、思い出の品などは専用のボックスを作り、押し入れやクローゼットの一角に居場所を作ってあげましょう」(米田さん)
【Step 3】デスク周りには「週1回以上使うもの」だけを残す
週に1度は使用するものは、一軍入り。先述のとおり、〝黄金ゾーン〟を意識して配置していこう。「文房具類は、ペン立てを置くとそれだけで場所を取るので、デスクの脚など手の届く場所にマグネット式のケースで浮かせるのがおすすめです」(米田さん)