たまごっちで推しを育てる!新しい推し活
たまごっちといえば、1996年にバンダイから発売され大ブームとなった、キャラクターを手元で育てる携帯型育成玩具だ。その後、家庭用ゲームソフト化や他のキャラクターとのコラボレーションなどさまざまな展開を進めてきたが、昨今の推し活ブームの最中、「たまごっちで推しを育てる」という新しい商品が生まれた。
例えば、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「東京リベンジャーズ」など有名作品のキャラクターを育てられるコラボレーションライン「Tamagotchi nano」は、その代表だ。
「きめつたまごっち」(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable (c)BANDAI
鬼滅の刃のキャラクターを育てられる「きめつたまごっち」は、食事と訓練でキャラクターを育成していく。空腹の場合はおにぎり、不機嫌な場合は玉露を与え、3つの訓練(ミニゲーム)で強い隊士を育てることができる。どのように育成したかによって、どのキャラクターを育成できるかが決まる。また、ランダムに鬼が登場したときは、ボタンを押して倒していく。
人気キャラの「竈門炭治郎」や「竈門襧豆子」のほか、「柱」にも進化できるという。
■推し活に注目した背景
バンダイのグローバルトイ企画部 髙橋祥子氏は、推し活需要に着目した背景として次のように述べる。
「もともと、2017年から『たまごっちnano』シリーズとしてキャラクターコラボレーション商品を発売しておりましたが、『推し』を育てたい人に向けて意識的に舵を切ったのは2020年に発売した『きめつたまごっち』からです。鬼滅の刃では、登場するキャラクターそれぞれにファンがついているので、自分の推しキャラクターをお世話したい需要があるのではと思い、それぞれのキャラクターの性格によってたまごっちでのリアクションを完全に描き分けるなど、より育成キャラクターの個性が出るようにしました。
その後も様々なコラボレーションを展開させていただき、ご購入いただいたお客様の中には、SNSに育成記録を残してくださる方など、たまごっちnanoを通して推し活を楽しんでくださっている様子が伺えております」
■今後の展望
「今後の展開についてはまだ検討中にはなりますが、引き続きコラボレーション先のファンの方々にも納得していただけるような商品作りができるよう尽力してまいります」