小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

Oggi編集長に聞く、長く愛されるためのブランド戦略

2022.11.13

編集者、とりわけ編集長は、どうしたらたくさんの人に読んでもらえるか、読者の変化、求めているモノを徹底的に考え抜き、時には読者自身も気づいていないインサイトにまで踏み込んでいく。その仕事を覗くと、働く私たちへのヒントがたくさんある。

前編に続き、2022年8月26日発売の10月号で、創刊から30周年を迎えた『Oggi(オッジ)』の塩谷 薫編集長をインタビュー。大学時代から、小学館の女性誌ひと筋。『AneCan』副編集長、『CanCam』編集長などを経て見えてきた、これからのメディアと新たなチャレンジとは?

前編はこちら

ブランドを広げるための“フック”を作る

―転機があれば、聞かせてください。

塩谷 薫編集長(以下、塩谷)「ずっと女性誌に携わっていますが、思い込みや慣習にとらわれずに挑戦する大切さを教えてくれた『CanCamナイトプール』での経験は、大きいですね。

『CanCam』編集長時代に、東京プリンスホテルのプールを“インスタ映え”する空間にプロデュースする『CanCamナイトプール』を企画しました。2022年で4回目の開催、今年も多くの方が楽しんでくださったようです。

雑誌を買って読むことから読者が離れつつある最中・・・でも、みんな、お金がないわけじゃないんだな、と。なぜなら、一杯500円超のスタバのフラペチーノはポンポン買うし、1万円近くするチケット代を払ってアイドルのコンサートに行き、グッズも買う。つまり体験にはお金を惜しまないんですよね。

『CanCamナイトプール』も、4000円台のチケット代にもかかわらず、大盛況でした。Instagramで『すごくかわいいプールがあって来た。どうやら『CanCam』っていう雑誌がやっているらしい』という投稿を見かけて来たようです。

昔は、おしゃれや流行に興味があれば、雑誌を読むのが当り前でした。でも今は、雑誌を買うことが当たり前ではない時代。それを(作っている私たちが)認めて、じゃあ知ってもらうためにどうすればいいか。新しいファンを作るにはどうすればいいか。毎月たくさんのお金とスタッフをと一緒に雑誌を作っても、待っているだけではだめ。存在を知ってもらうための、フックを作ろうと考えるようになりました」

―『Oggi』で仕掛けたフックを教えてください。

塩谷「エンタメのコンテンツは意識的に増やしました。音楽やスポーツなどに、人生で一度も触れたことがない方はいないはず。自分がファンであるアーティストやアスリート、また興味のある情報を読むために、手にとった雑誌が『Oggi』だったらうれしい。そして、それをきっかけに一人でも多くの方が『Oggi』を好きになってくだされば、もっとうれしいと思います」

―エンタメコンテンツへのこだわりは?

塩谷「今は“推し”の時代でもあるので、まずはOggiに登場してくださる“個(=人)”にこだわっています。『Oggi』専属モデルをはじめ、ご登場いただく皆さんは、その道でトップを極めている方々です。

連載にも『Oggi』らしさをちりばめています。4年間、連載が続いているジャニーズWESTさんは“全員スーツ”。『ジャニーズWESTホールディングス』という仮想会社のいろいろな部署にメンバーがいる設定で、読者に『自分の会社に○○君がいたら・・・』と妄想してもらいたいのです(笑)。他にも、人気声優のインタビュー連載や、ラジオDJのサッシャさんがナビゲートする音楽連載、ジェーン・スーさんのコラムなど、趣向が多様化してもどれも“働く女性”がどこかで共感できるよう、『Oggi』フィルターを通して発信してます。

そして、魅力的な皆さんをさらに素敵に魅せるビジュアル力も私たちが得意なことと思っています。11月号で鹿島アントラーズの選手たちのBook in Bookを作りました。選手からトップを目指す姿勢や努力に潜むエピソードをインタビュー。普段のユニフォーム姿とは違う『Oggi』がプロデュースしたOFFのスタイリング写真で、『Oggi』でしか見られないビジュアルにしました。

この写真が、アントラーズのファンの方々をはじめ、とても好評でした。未公開写真でカレンダーとアクリルキーホルダーを作ったのですが、キーホルダーは発売からすぐに完売しました。このように(雑誌という)一つの種から、二つも三つも実がなるようにしていくのが今後の目標です」

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年2月16日(金) 発売

DIME最新号の大特集は「企画書が10秒でできる!?タイパが爆上がりAI新仕事術」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。