衣類乾燥除湿機があると、雨の日でも室内で洗濯物をスピーディーに乾かせます。PM2.5などへの懸念から室内干しをするご家庭が増えている今、人気が高まっている衣類乾燥除湿機を価格帯別にご紹介します。
衣類乾燥除湿機を使うメリット
部屋の湿気を取り除く除湿機に、衣類を乾燥させる機能をプラスしたのが衣類乾燥除湿機です。部屋が除湿されると梅雨時のカビや冬の結露を防いだり、湿度が高い夏の日には体感温度が下がり快適に過ごせたりというメリットがあります。
また、基本的に衣類乾燥除湿機は、洗濯物の量や乾き具合を感知して風向きや風量を調節する機能が搭載されていて、効率よく乾かして生乾き臭を防止する効果も期待できます。梅雨の時期や花粉、PM2.5が気になって外干しできない時に便利です。
【参考】除湿機と衣類乾燥除湿機の違いって?使い方のコツや乾燥方式の特徴を解説
衣類乾燥除湿機はどのタイプがお得?
衣類乾燥除湿機は次の3種類が主流となっています。
コンプレッサー式
熱交換機で水分を結露させて除去する。気温が低いと除湿力が落ちるものが多い。
デシカント式
乾燥剤で水分を吸着してヒーターで除去する。温風が出るため冬場の使用に向いている。
ハイブリッド式
コンプレッサーとデシカント両方の機能を持つ。
それぞれの価格の目安は、コンプレッサー式が1万3000~5万円程度、デシカント式が1万3000~3万3000円程度、ハイブリッド式が3万7000~7万7000円程度で、ほかの2種に比べてハイブリッド式はやや高めの傾向にあります。
衣類乾燥除湿機は電気代がかかる?
衣類乾燥除湿機にかかる電気代は、除湿方式によって異なります。デシカント式はヒーターを使う分、コンプレッサー式よりもやや高めの傾向にあります。ハイブリッド式は温度と湿度に応じてコンプレッサー式とデシカント式のバランスを自動で調節するので、電気代はコンプレッサー式よりお得になるケースが多いです。
利用する部屋のサイズや気温、湿度など、利用する条件によって電気代に違いは出ますが、除湿方式による電気代の違いは目安になるかと思われます。
【参考】除湿機の電気代はどれくらい?実は簡単な計算方法と電気代の安いおすすめモデル5選
ハイブリッド式衣類乾燥除湿機の特徴は?
ハイブリッド式の衣類乾燥除湿機は、本体内部にコンプレッサーとヒーター、乾燥剤を搭載するのが基本。温度や湿度によってコンプレッサー式とデシカント式の運転比率を自動で切り替えるため、電気代を抑えつつ効果的に除湿しやすいのが特徴で、本体価格は比較的高額ですが、月々の電気代は抑えやすいです。
【参考】パナソニックが新ナノイーXで部屋干しのニオイを抑えるハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機3機種を発売
価格帯別に紹介! 衣類乾燥除湿機おすすめ6選
ここからは、1万~6万円台までの価格帯別におすすめの衣類乾燥除湿機を紹介していきます。予算内で収めたい時の参考にしてください。
【参考】部屋干し派におすすめ!湿度の高い時期に大活躍の衣類乾燥機&衣類乾燥除湿機6選
【価格:1万円台】YAMAZENの衣類乾燥除湿機「YDC-C601」
山善のYDC-C601は、メーカー希望小売価格1万4800円の衣類乾燥除湿機です。
梅雨の時期や夏場に強いコンプレッサー式。衣類乾燥モードでは、送風方向を90度まで3段階で調節できるため、狙った部分に風を当てやすいです。湿度は40~70%の範囲を5%単位で設定可能。好みの湿度を保てます。入タイマー、切タイマーは最大8時間まで1時間単位で設定できるので、外出時や就寝時も安心。除湿能力は1日5〜6Lです*1。
【参考】山善|除湿機 衣類乾燥除湿機 YDC-C601(W)
*1:室温27度、相対湿度60%の場合
【価格:2万円台】アイリスオーヤマの衣類乾燥除湿機「IJD-I50」
アイリスオーヤマのIJD-I50は、公式通販サイトでの価格が2万5530円です。
寒い時期でも除湿能力が落ちないデシカント式の除湿機とサーキュレーターの組み合わせで素早く乾燥させます。最大90度まで角度を変えられるので、洗濯物がたくさんあっても大丈夫。さらに上下の角度も最大90度まで調節可能で、高い位置にある洗濯物にも風を当てられます。弱モードでの稼働音は図書館より静かなレベルの29dBで、就寝中でも睡眠の妨げになりません。
【参考】アイリスプラザ|アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 天面グレー IJD-I50-WH
【価格:3万円台】コロナの衣類乾燥除湿機「CD-H1022」
コロナのCD-H1022は、楽天市場で3万円台で販売されています。
コンプレッサー式の衣類乾燥除湿機で、除湿量は1日に約10L。衣類乾燥時は、「夜干し」や「厚物」など4つのモードを選べます。除湿運転も4つのモードから選択可能。切タイマーは1~9時間の範囲を1時間単位で設定できます。
【参考】衣類乾燥除湿機 CD-H1022
【価格:3万円台】シャープの衣類乾燥除湿機「プラズマクラスター CV-P71」
シャープのCV-P71は、オープン価格(実勢価格約3万2800円)。
コンプレッサー式の「衣類乾燥」除湿機は、シャープ独自の技術「プラズマクラスター」により、部屋干しの臭いを抑えます。約45度の角度で下向きになる下吹きルーバーを採用し、脱衣所のマットなどの足元にまで風を送れます。本体にホースをつなぐと、24時間連続排水も可能。長時間の運転にも応えてくれます。
【参考】シャープ プラズマクラスター「衣類乾燥」除湿機CV-P71-W
【価格:4万円台】三菱の衣類乾燥除湿機「サラリプロ MJ-P180TX」
楽天市場にて4万円台で購入できる、三菱の除湿機です。
コンプレッサー式ですが、熱交換機の霜取をする「おまかせ霜取」と、パワフルな運転の「冬モード」で、寒い時期でもしっかり除湿します。除湿能力は1日約18Lが目安とハイパワー。約6kgの洗濯物も一気に乾燥させます。「トリプルバリアフィルター」が、空気中のウイルス*1、菌*2、アレル物質をキャッチして抑制*3し、清潔に部屋干しできます。
*1:バイアル瓶内での試験による2時間後の効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。フィルターに付着したものを抑制します。
*2:バイアル瓶内での試験による18時間後の効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。フィルターに付着したものを抑制します。
*3:抗アレルゲン〈試験機関〉(一財)日本食品分析センター
【価格:6万円台】パナソニックの衣類乾燥除湿機「F-YHVX90」
こちらの除湿機は、メーカー希望小売価格6万700円です。
パナソニック独自のハイブリッド式。季節を問わず、衣類を素早く乾燥させます。除湿能力は1日最大8.5L。約2kgの洗濯物は約97分で乾燥が完了します。パワフルでありながら、高さは約33.5cmとコンパクトなので、洗濯物の真下に置いて送風しやすいです。幅約100cmのワイド送風で、大量の洗濯物も一気に乾きます。
【参考】パナソニック|ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機(クリスタルホワイト)F-YHVX90-W
衣類乾燥除湿機は、雨の日に洗濯物を乾かすだけでなく、冬の結露取りにも使える1年中役立つ家電です。予算に合わせて最適な1台を見つけてくださいね。
※データは2022年8月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット