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「iPhone 13 mini」は最後の〝mini〟になるのか?気になる「iPhone 14 mini」発売の可能性

2022.07.21

新型「iPhone」の動向に注目が集まる時期になってきました。

例年であれば9月に発表されるiPhoneの〝ナンバー〟モデル。2022年に新型iPhoneが登場したら、「iPhone 14」となる可能性が高いです。

コンパクトなiPhoneとして評価の高い「mini」は、2020年10月に「iPhone 12 mini」として初登場。翌2021年9月に後継機であり現行(執筆時点。2022年7月中旬)モデルである「iPhone 13 mini」が登場しています。

2020年10月に登場したiPhone 12 mini

2021年9月に登場したiPhone 13 mini

さて、2022年に「iPhone 14 mini(仮称)」は登場するのでしょうか? 検証してみました。

iPhone 14 miniは出ない?

ディスプレイサイズが5.4インチ、重量140gとハンディサイズで高性能のiPhone 13 mini。価格設定はiPhoneのラインアップの中では抑え気味で登場しました。しかし、本体の返却などを前提とした販売プログラムを利用して、格安の価格に割り引いて取り扱う店舗が散見されました。

2022年7月現在ではiPhone 13 miniの格安販売は沈静化している模様ですが、このような販売状況から、「iPhone 13 mini、前作のiPhone 12 miniは不人気なのでは…」という声が聞こえます。それを受けてか、2022年の新型iPhoneにはminiがラインアップしないという噂が、インターネット上を中心に見られます。

iPhone 14 miniは廃止され、iPhone 14 Maxが出る?

iPhone 14 miniが発表されないという噂と並行して、「iPhone 14 Max(仮称)」が登場するのではないか? という声も聞こえ始めています。

iPhone 14 miniは5.4インチのディスプレイサイズですが、iPhoneのラインアップで同じサイズの画面を使うモデルはありません。一方で、最近のAndroidスマホは大画面化が進んでおり、6.5インチオーバーモデルが多数発売されています。

iPhoneシリーズで最大のディスプレイサイズを誇るモデルは、ご存じ「iPhone 13 Pro Max」で、サイズは6.7インチとなります。

iPhone 13 Pro Max

また、ベーシックモデルといえる「iPhone 13」のディスプレイサイズは、「iPhone 13 Pro」と共通の6.1インチなので、〝新型iPhone 14の6.7インチ版がラインアップに必要〟と考えるのはごく自然です。もちろん、iPhone 14 Maxをラインアップすることで、iPhone 14 Max Proとディスプレイを共通化が可能。量産効果でコストダウンを図る期待もあります。

iPhone 13

iPhone 13 Pro

iPhone SEとの自社ブランド対決にiPhone miniは敗れた?

iPhoneには、廉価モデルの「iPhone SE(第3世代)」があり、同機は5Gに対応します。チップセットはiPhone 13シリーズと共通のA15 Bionic。顔認証の「Face ID」には対応せず、画面の周りのベゼル部分が太いなど、〝旧世代のスマホ〟然としたルックスではありますが、「とにかく安いiPhoneを新品で買いたい」というニーズにフィットしており、iPhone 12 mini、iPhone 13 miniは、iPhone SEの販売力の前に台数を伸ばせなかった感があります。

iPhone SE(第3世代)

A15 Bionicチップ

そんな情勢を受けて、新型iPhone 14シリーズでは、iPhone 14 miniを廃止する可能性が高いと目されています。

iPhone 14 miniを予想

「iPhone 14 miniが出ない」という意見が多い、そんなネガティブな話が中心となってしまいましたが、ここからは「iPhone 14 miniが発表される」前提で予想してみたいと思います。

iPhone 14 miniのデザイン

まずはデザインから予想していきましょう。

新型iPhone 14では、ディスプレイ上部のノッチが小型化してピンホールになるのでは? と期待する意見が多く見られます。その場合はiPhone 14 miniでもピンホールへと小型化されるかもしれません。

また、欧州での充電規格の統一化の流れから、LightningをやめてUSB-Cになるのでは? という予測がありますが、仮にUSB-Cになるとしても、それは「Pro」シリーズで採用されるのではないでしょうか。iPhone 14、iPhone 14 miniはLightningを継続。iPadと同じような流れです。しかし、2023年以降はUSB-Cになるかもしれませんね。

iPhone14 miniは指紋認証に対応する?

コロナ禍の影響でマスク着用の機会が増えました。これは、指紋認証ができるiPhone SEの人気を高める理由のひとつになりました。iPhone 13 mini、iPhone 12 miniは共に、顔認証「Face ID」に対応しますが、指紋認証「Touch ID」は搭載しません。もちろん、「iPad Air」などのように、指紋認証Touch IDを電源ボタンなどへ搭載することも考えられますが、iPhone 14、iPhone 14 miniはコストアップを避けたいでしょうし、搭載を見送るのではないでしょうか。Apple Watchとの連携で対応してほしいというのが、アップルの考え方かと予想します。

【参考】マスクやサングラスの着用時に Apple Watch で iPhone のロックを解除する

iPhone 14 miniのサイズは?

iPhone 14 miniはコンパクト化を期待されたモデル。そのため、ディスプレイサイズは周囲のベゼルサイズを細くする技術が出ない限り、現行の5.4インチを踏襲すると思われます。幅64.2×高さ131.5×厚さ7.65mmというiPhone 13 miniのサイズを継承するでしょう。変化があるとすればバッテリーの大型化、カメラの見直しなどで厚さが変わる可能性はあります。

重量も現行の140gを継続する方向かと思われます。こちらはバッテリーの大型化、カメラの見直しなどで変わる可能性はあります。

iPhone 14 miniの発売日は?

例年通りなら新型iPhoneの発表、発売日は9月の2週目、3週目前後が発表日となり、10日〜30日後をめどで発売されるケースが想定されます。

iPhone 14 miniがラインアップするなら、2022年9月12日〜23日あたりが発表日、発売日は最速で9月26日、遅い場合は10月28日くらいになるのではないでしょうか。

ただし、半導体不足は深刻な状況で、もし生産が追いつかない場合は発表日が10月以降に、発売日はさらにその2か月〜3か月後になるかもしれません。

iPhone 14 miniの価格は?

2022年7月1日にアップルは、iPhoneシリーズの値上げを行いました。iPhone 13 miniのアップルストアでの価格は、128GBモデルが9万9800円(税込。以下同)、256GBモデルが11万4800円、512GBモデルが14万4800円となっています。

半導体不足、世界的な物価上昇、円安という、2022年中期の経済事情を考慮すると、iPhone 14 miniはiPhone 13 miniに対して、容量それぞれ1万円程度の値上げがあるかもしれません。ただし、税込み10万円以下という、最安値モデルの価格を維持したいというのであれば、裏ワザ的に64GBモデルをラインアップして9万円台という価格を維持する営業戦略はありますが、可能性は低いでしょう。

iPhone 14 miniは登場する?

ここまで、iPhone 14 miniの予想をしてきました。

思い返せばiPhoneに「mini」が出るのではという予想は、「iPhone SE(第1世代)」人気を受けて、毎年のように浮上していました。しかし、2020年4月に登場した「iPhone SE(第2世代)」へのユーザーの支持が想像以上に高く、「高性能でコンパクト」というiPhone 12 miniの活躍の場をかなり制限してしまいました。

iPhone SE(第1世代)

iPhone SE(第2世代)

そして、昨今のスマホの販売奨励金の制限、「ahamo」や「povo」といったインターネット専門の料金プランの登場など、従来のようにハイスペックのスマホを分割・大幅割引きで大量に販売することは困難になっています。さらに円安、世界的なインフレという輸入品の価格を押し上げる圧力も追い打ちをかけています。

ハイスペックでコンパクトという、スマホとしての魅力が詰まったiPhone miniは、登場のタイミングが悪かったと言わざるをえないモデルです。それらを総合して考えれば、iPhone 14 miniの登場には困難が伴うでしょう。しかし、営業戦略としては販売継続が厳しいモデルかもしれませんが、その端末としての魅力は普遍です。コスパだけではなく、自分に合った最適なスマホを求めたいというユーザーにとっては、価値の高いiPhoneではないでしょうか。ラインアップに期待しつつ、もしラインから外れたら、iPhone 12 mini、iPhone 13 miniの争奪戦になる……かもしれませんね。

文/中馬幹弘

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