■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
(写真はイメージです。本文とは関係ありません)
オヤジナリティー ★★
家計貢献度 ★★★
エルドラ度 ★★
コロナ対策度 ★★★
オレの飲酒史上、もっとも安いハイボールに出会った!!
つい先日。JRの大森駅近くを歩いてて偶然見つけた。呑み屋らしき店の前に置いてあった看板に書いてあった文字がこれ!!
『ハイボール29円』
一杯29円!!ひょっとして「詐欺なんじゃない?」って思うような価格ですよ。まぁ正確には消費税込みで31円なんですが、たかが2円の差なんて、もうどうでもいい!
よく見るとその上にちょっと小さな字で『17:29まで何杯でも』なんて書いてある。いわゆるハッピーアワーのサービスなんでしょうが、その看板を見つけた時刻は午後3時頃。この後、とくに仕事の用事でもなきゃ、そりゃあ呑みたくなっちゃうよね。そして、その日は特になんもない!
店が『肉のI(仮名)』って名前だったんで、『肉』→『ニク』→『29円』という価格設定なんでしょうが、それにしても29円って! ニクに引っかけたいなら、別に290円でもいいじゃない。それでも安いほうですよ。なのにそのさらに10分の1って、もはや禁断の価格じゃん!!頭イカれてるといってもいい。
ハイボール以外の物で考えるならば、自販機で売ってる缶の飲み物とか、時々百円のヤツってあるじゃん。コーラ百円とか。で、缶コーラ百円だと「安い」って思うじゃない?つまり、ハイボール290円は缶コーラ百円と同じような安さレベル。
そう考えると、29円ってのは、缶コーラを、百円の10分の1の価格・10円で売るのと同じようなことじゃない?
自販機に10円玉1コ入れたら缶コーラが出てくる。それと同じようなことを、この店はハイボールでやってる!!
イカれてる!!いい意味で。
そんな状況だから、店内は安いハイボールに釣られてやって来た連中で満席かも?と思いつつ入店するも、コロナ対策で間引かれたイスが6脚ほど並ぶカウンターと2~4人が座れるテーブルが4つ程置かれた店内は先客ゼロ!大森の街には、安い酒を見つけるとついつい立ち寄ってしまう、オレのような下品な人間は少ないのかもしれない。
ツマミに“看板メニュー”と書かれた『自慢の煮込/418円』。そして当然のように29円といいますか税込み31円のハイボールを注文したんですが……この注文方法が変わっていた!!
なんと各席にQRコードがあって、スマホで読み込むと、ラインアプリににその席が登録される。あとはラインで注文する。コロナ対策でやりだした注文方法らしいんですが、イカれてるどころかハイテクでございました!