判らないことがあったら聞けと小学校の先生はいった
目当てのセット以外に、これまた午後6時までなら一杯目は税込みで55円っていうサービスがあったんですよ!
ちょっと待て! 一杯目はこれで、2杯目からせんべろセットっていうのもありなのか? となると、酒4杯にツマミ4品で1155円! オシャレすぎるだろ、それ!
「すいません、一杯目を55円で頼んで、その後にせんべろセット頼むことってできます?」
店員さんに聞いてみた。
「それは…ちょっと……」
まぁそだよね。さすがにそれは無理だと思ってましたけど、一応聞いた方が後で後悔しないからね。これはしょうがないッ!! 全然悔しくない。
でまぁ予定通りせんべろセットをお願いし、当然一杯目は頼める中では最高額クラス通常価格429円の、店名を関したレモンサワー。そしてツマミも最高額・通常価格429円ハツ刺し。そして、もう一品もモツ刺しからタン刺しあたりにしようと思ったんですが、サッバリしたモノもいきたくって、最高額よりはちょっとお安い385円の塩昆布キャベツをオーダー。
まずはレモンサワーがくる。クイッといく。
すいません、なんとなく心の片隅で予想してたんですが、アルコール薄めっぽい。前にこの店に来た時、オレはホッピーセットを頼んで自分好みの濃い割り方で飲んでたので、気付かなかったのが、レモンサワーがど~も薄めっぽい。
しかし、今の文章で“薄い”と断言せずに“薄めっぽい”と書いたのにはワケがある。
その店名を関したレモンサワーの説明ポスターが張ってあったので、よく読んでみたのだ。
『ハチミツに漬けたレモンを使用し云々…』
ひょっとして、そのハチミツ漬けレモンを使った割材の主張が強いから、アルコールを感じないだけかもしれない。たしかにレモンとハチミツのフレーバーが強めで、お酒として考えなければ、それはそれでそうとう旨いのだ。
「でもアルコールは薄い“っぽい”よなァ」
と思いつつ、順次運ばれてきたツマミを肴に一杯目をサクッと、そりゃあジュースの様に呑み終え
る。
ちなみにハツ刺しは、端切れっぼい部分で肉片が揃ってなかったけど、そんなのはどうでもいい。なにしろ429円のほぼ半額なのだ。
塩昆布キャベツは鉢に山盛りのザク切りキャベツ。そこに塩昆布とごま油がかけてある、絶対に外れのないヤツでして、モツ刺しとの相性もいい。
これで酒が薄い“っぽく”なければ、もうなんの問題もないんだが…。
そんな問題を解決すべく、アルコール2杯目の選択は悩みに悩んだ!