1100円ポッキリで昼下がりを満喫できる自由が丘の数字三連チャン酒場

テーブルに届く赤い衝撃!!

　とにかく焼酎がストレートに味わえる酒に変えよう。となるとチューハイが一番シンプルなんだけど、このチューハイは通常価格165円で元もバカみたいに安いんですよ。ちなみに生ビールも209円だと。せっかく3杯同価格で頼めるんだったら、そりゃ高いヤツを頼みたいじゃん、クソジジイ的には。

　で、通常価格374円のお茶ハイにしました。頼める酒の最高額429円よりは安いくて、お得感は減るけれど、お得感より重要なのはアルコール感なのがジジイのオシャレな酒タイムなのだ！

　で、お茶ハイ呑んだら、これはちゃんとアルコール感あり!!　普段いってる安呑み屋のチューハイみたいにド濃いってほどではないけど、チェーン系居酒屋での普通の濃さ！

　やっぱりさっきのレモンサワーが薄い“っぽく”感じられたのは、割材の風味が強くて、アルコールの風味が感じられなかっただけだったんでしょうね。

　で満足しなから２杯目を呑み、そして３杯目。お茶ハイをもう一杯行く安全策もなったが、気になったお酒があったんですよ。それが紅生姜チューハイ！ お茶ハイと同価格の374円ね。

　お寿司屋さんのガリの入ったガリチューハイは最近よく見かけるけど、紅生姜のはまだ呑んだことないぞ！　もともと紅生姜はキロ単位の業務用を買い為めしてるくらい好きだしね。頼んでみました。

　そしたらなかなかの面構えですよ、紅生姜チューハイ!!

　予想したルックスは、紅生姜がグラスの中で氷と共に漂っているようなヤツだったんだけど、実物は、グラスからハミ出るくらい大量の紅生姜がトッピングされたチューハイ！

　その鮮烈な赤さに、一瞬、苺パフェかと思ったもん。

　まさにクソジジイのオシャレな酒タイム！

　味わいはガリサワーに近似。グラス上部で鎮座している紅生姜は、酒全体に混ぜた方がいいかと思って、マドラーで混ぜて呑んだんだけど、紅生姜が細切りなんで、呑んだ時には氷にへばり着いたりして、口の中には入ってこいなんですよ。

　でもこれがいい！　紅生姜のエキスの入ったチューハイだけを酒として呑み、時々、グラスの中に箸をツッ込んで、グラスの中に残っている紅生姜を取り出しては食べる。正直いって、こうやって呑んでれば、他にツマミ頼まないでも、この紅生姜だけをツマミで延々呑める!!

　よし、次回のオシャレ酒タイムは、３杯全てこの紅生姜サワーで行こう!!　

　そして酒３杯にツマミ２品でごくごく軽くホロ酔いして、クソジジイのオシャレ酒タイムは幕を閉じたのだった。これからしょっちゅうやろ。

文／カーツさとう

コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。