スチームを噴射することで衣類のシワを伸ばせる「衣類スチーマー」。通常のアイロンの中にも、スチームでシワを伸ばす「ハンガーショット」を搭載したものがあります。同じような機能を備えた製品ですが、どのように違うのでしょうか。それぞれの特徴と後悔しない選び方のポイント、おすすめ製品を紹介します。
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ハンガーショット機能付きアイロンと衣類スチーマーの違い
ハンガーショット機能付きアイロンと衣類スチーマーは、スチームでシワ伸ばしができる点は共通しています。しかし、それぞれに特徴があり、使い方によって向いている製品が異なります。まずはその違いについて説明していきましょう。
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スチームアイロンに搭載されたハンガーショットとは?
アイロンのスチーム機能は、かけ面を水平にした状態で使用するものです。これに対してハンガーショットは、立てた状態でスチームを噴射できます。それにより、服をハンガーにかけたままでも簡単にシワを伸ばせます。
衣類スチーマーにもアイロンと兼用できる製品がある
衣類スチーマーには、アイロンのかけ面がないスチーマー機能だけのものと、かけ面がありアイロンとしても使えるものがあります。基本的に、ハンガーショット機能付きアイロンよりかけ面が小さく軽量です。
ハンガーショット機能付きアイロンと衣類スチーマーの特徴
ハンガーショット機能付きアイロンは、アイロン台などと併用する使い方がメインの製品です。衣類をプレスしてしっかりシワを伸ばすために、本体にある程度の重さがあります。ハンガーショットを使う際は、長時間持ち上げていると腕が疲れてしまうことも。
一方、衣類スチーマーは、最初からハンガーにかけた衣類のシワを伸ばすために開発されているので、本体が軽くできています。持ち上げてスチームを当てるのもラクです。ただし、スチーム専用タイプでは、かけ面を使ったアイロンがけはできません。アイロンとの兼用タイプであってもかけ面が小さいので、衣類をプレスしてのシワの伸ばしやすさではアイロンのほうが優れている傾向にあります。
ハンガーショット機能付きアイロンと衣類スチーマーはどっちを選ぶべき?
ハンガーショット機能付きアイロンと衣類スチーマーは、それぞれの特徴を踏まえて、アイロンとスチームのどちらの使用頻度が高いのかによって選ぶと良いでしょう。
アイロンをプレスしてシワを伸ばすことが中心で、ワイシャツなどをパリッと仕上げたい人は、ハンガーショット機能付きアイロンのほうが向いています。一方、スチームを使うことが中心でアイロンはたまにしかしないという人には、衣類スチーマーのほうが便利です。
ハンガーショット機能付きアイロンや衣類スチーマーの価格帯は?
ハンガーショット機能付きアイロンと衣類スチーマーの価格帯は、どちらも幅広いです。機能を抑えた安い製品は2000円前後から、高性能なものは1万数千円程度まであります。必要な機能・優先したい機能を決めた上で比較検討すれば、予算内でより満足度の高い製品が選べるでしょう。
2021年版! ハンガーに掛けたまま使えるスチームアイロンと衣類スチーマーのおすすめ
ここからは、ハンガーショット機能付きスチームアイロンと衣類スチーマーのおすすめ製品をご紹介します。
ハンガーにかけたままでも使えるティファールのスチームアイロン
ティファールの「フリームーブ ミニ 5020」はコードレスのスチームアイロンです。ティファールではバーチカルスチームと呼ばれている、いわゆるハンガーショット機能が使える製品です。
アイロンをスチーマーとして使う場合は本体が軽いと疲れにくいですが、この製品は約880gとかなり軽めに作られています。コードレスなので、アイロンがけの際もスチーマーとしても取り回しが良く使いやすいです。
ハンガーショットも使えるパナソニックのコードレスアイロン
パナソニックのコードレススチームアイロン「NI-CL312」。重さは1kgもなく(ケース含まず)軽量なので、お出かけ前など気軽にササっと使えます。
1400Wのハイパワーで、立ち上がり時間(設定温度高になるまでの時間)は約50秒です。ラウンドベースで、布地にシワがつきにくいのもうれしいポイント。
使いやすくて幅広いニーズに対応!パナソニックのアイロンが人気の理由
何枚もアイロンがけする人におすすめ! ハンガーに掛けたままでも使えるコード付きスチームアイロン
コードレスアイロンは、台から離していると段々と温度が下がっていくため、こまめに台に戻す必要があります。まとめて何枚もアイロンがけをするには、コードレスよりコード付きのほうが効率的です。
パナソニック「NI-W550」は、Wヘッドベースを採用したコード付きのアイロン。センター重心設計により負荷が軽く、アイロンがけがしやすいです。アイロンがけの機会が多く、ハンガーショットはたまに使う程度という人におすすめです。
高コスパでおすすめ! アイリスオーヤマのハンガーショット機能付きスチームアイロン
アイリスオーヤマ「IRN-21C」は、アイリスオーヤマ公式通販サイトでの販売価格が1980円(税抜き)と、低価格で入手できるスチームアイロンです。お手頃価格ながら、他メーカーのハンガーショットに相当するパワフルなスチームショット機能を搭載しています。
2段階に切り替えられるスチームや霧吹き機能も搭載しています。必要な機能が揃ったコストパフォーマンスの良い製品です。
【参考】アイリスプラザ製品詳細ページ
口コミの評価も高いパナソニックの衣類スチーマー
パナソニックの衣類スチーマー「NI-FS780」は、Amazonのカスタマーレビューで星4つ以上が80%以上もついている、口コミでも評判の衣類スチーマーです。
水を入れるタンクの構造に独自の工夫がされていて、どんな角度に傾けても安定してスチームを噴射可能です。電源を入れて約19秒で立ち上がるので、出かける前でも素早く衣類のシワを伸ばせます。
価格を抑えたいならパナソニックの衣類スチーマー「NI-FS580」もおすすめ
価格を抑えて高機能な衣類スチーマーが欲しい方には、「NI-FS580」もおすすめです。「NI-FS780」と同様に、360°どんな向きでもスチームが使え、Amazon実売価格10,000円以下で入手できます。
「NI-FS580」のスチーム持続時間は約4分ですが(「NI-FS760」は約10分)、その他の機能では大きな違いはないため、コストパフォーマンスを重視したい人におすすめです。
コードレスで使える衣類スチーマーのおすすめ
ティファールの「スチーム シュシュ コードレス」は、取り回しのよいコードレス式の衣類スチーマーです。かけ面も備えているので、アイロンとしても使えます。
コードレス時の使用時間は70秒。出がけに簡単にシワ伸ばしをするには十分ですが、何枚も連続して使いたい時にはコードを接続して使用することもできます。
低価格が魅力! Tenswallのスチームアイロン・衣類スチーマー
Tenswallの衣類スチーマーは、スチーム専用タイプです。
タンクの容量が140mlあり、連続で5~6分使用できます。Amazon実売価格は、3,000円以下(税込み)。低価格のスチーム専用タイプなので、既にアイロンは持っていて、手軽に使える衣類スチーマーを買い足したい人におすすめです。
ハンガーショット機能付きのスチームアイロンと衣類スチーマーについて解説してきました。スチームでシワ伸ばしができるこれらの製品を使うと、朝の身支度がかなりラクになります。出がけにスーツにシワが寄っているのに気づいても、すぐにシワが伸ばせるのは気分が良いものです。この記事を読んで気に入った製品が見つかったら、購入を検討してみてください。
※データは2021年2月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット