アイロン台がなくてもハンガーにかけたまま衣類のシワ伸ばしができる衣類スチーマーは、忙しい朝などにとても便利です。この記事では、スチームでシワ伸ばしができるハンディアイロンや、ハンガーショット機能のあるスチームアイロンをご紹介します。
【参考】今やひとり暮らしの必需品!衣類スチーマーの便利な活用法
ハンガーにかけたままシワ伸ばし! ハンガーショット付きスチームアイロンならコードレス式も種類豊富
ハンガーにかけたままシワ伸ばしができる製品というと、「衣類スチーマー」や「スチームアイロン」が思い浮かぶでしょう。
「衣類スチーマー」(ハンディスチーマー、ハンディスチームアイロンとも)はスチームの水分と熱でシワを伸ばします。一方「スチームアイロン」は、アイロンにスチームを噴射する機能を備えたもので、熱と圧力でシワを伸ばします。衣類に水分を与えることで、シワを伸ばしやすくする、という仕組みです。
「衣類スチーマー」には、アイロンのようなかけ面がなくスチーム機能のみが使えるタイプ(スチーム専用タイプ)と、小さなかけ面を備えた“スチームとアイロンの兼用タイプ”があります。後者はアイロン台を使ってシワを伸ばすことも可能ですが、ハンガーにかけたまま使うために開発された製品が大半なので、本体が軽量になるよう作られています。また、コード式のものが多いです。
一方「スチームアイロン」は、アイロン台と一緒に使って、衣類を上からプレスするのが主な用途。そのため衣類スチーマーと比べると本体は少し重くなりますが、コードレス式も多くあり使いやすいです。
主な使用目的が、出かける前などに行う短時間でのシワ伸ばしなら、かけ面のないスチーム専用タイプが向いています。時々はアイロンがけにも使うなら兼用タイプ、アイロンとして使う機会のほうが多いならスチームアイロンがおすすめです。
ハンガーにかけたままアイロンを済ませることのメリットとデメリット
ハンガーにかけたままシワ伸ばしをするメリットは、何といっても手軽に済ませられることです。ちょっとしたシワなら出がけに伸ばせますし、脱臭効果も期待できます。
一方で、しっかりシワを伸ばすことに関しては、アイロン/スチームアイロンのほうが優れているでしょう。また、衣類スチーマーでは原則、ノリを効かせてパリッと仕上げることはできません。
ハンガーにかけたままでも使えて普通のアイロンにもなる「兼用タイプ」
前述したように、衣類スチーマーと通常のアイロンの利点を併せ持っているのが、兼用タイプの製品です。ハンガーにかけたまま衣類スチーマーとしても使えて、しっかりシワを伸ばしたい時は、かけ面を使ってアイロンもできるように工夫されています。
スチームアイロンも同様の使い方ができますが、兼用タイプは比較的かけ面が小さく軽量に作られているので、長い間持ち上げていても腕が疲れにくいです。
手軽に使えて便利な衣類スチーマーの価格帯は?
衣類スチーマーの価格帯は、最新モデルの場合5000円~1万数千円程度です。型落ち品ならさらに安く購入できる製品もあります。
衣類スチーマー/ハンディスチームアイロンのおすすめ
ここからは、具体的におすすめ製品をご紹介します。メーカーごとに様々なタイプを紹介するので、自分の使い方に合った製品を選んでください。
かけたまま使えてアイロンがけもできるPanasonic(パナソニック)の衣類スチーマー
Panasonicの衣類スチーマー「NI-FS760」は、独自のタンク構造を採用していて、360°どんな角度に傾けても、安定してスチームを噴射できます。
かけ面も備えているので、通常のアイロンと同じようなプレス仕上げもできます。
Panasonic(パナソニック)の衣類スチーマーの価格は?
「NI-FS760」はオープン価格で、Amazon実売価格は1万2709円(税込み)。高機能でコストパフォーマンスも高く、Amazonのベストセラー1位にもなっている人気製品です。
【参考】Panasonic公式サイト
あると便利!着ていく服がシワシワの状態でもサッとシワを伸ばせるパナソニックの衣類スチーマー「NI-FS760-C」
使い勝手にこだわった日立の衣類スチーマー
日立の衣類スチーマー「CSI-RX3」はスチーム機能の使い勝手にこだわった製品。高温と中温の2段階で素材に合わせたスチームが可能です。
また、ボタンを押すと1分間連続してスチームが出る機能も備えており、スチームボタンを押し続ける必要がなく便利です。アイロン台でのアイロンがけも可能です。
付属のブラシアタッチメントを使えば、低温表示の衣類も当て布なしでスチームできて、ホコリや毛くずも取り除けます。
日立の衣類スチーマーの気になる価格は?
「CSI-RX3」はオープン価格で、Amazon実売価格は8199円(税込み)です。
【参考】日立 公式サイト製品詳細ページ
価格と性能をチェック! ティファールの衣類スチーマー
ティファールの「アクセススチーム ホワイト」はスチーム専用タイプです。
パワフルな連続スチームが特徴。アタッチメントブラシを使って、繊維の毛並みを整えながらシワも伸ばせます。Amazon実売価格は8862円(税込み)です。
ハンガーにかけたままでも使えるティファールのスチームアイロン
ティファールの「フリームーブミニ5020」は、コードレス式のスチームアイロンです。
ハンガーにかけたまま衣類にスチームできる「バーチカルスチーム」機能が付いています。本体の重さは、最軽量クラスの880gです。
ハンガーショット機能も便利なティファールのスチームアイロンの価格は?
「フリームーブミニ 5020」は、T-falオンラインショップにて1万1000円(税込み)で販売されています。
ジャパネット アイロン スチームQ X JSE-4874X(SR)
ジャパネットの「スチームQ X JSE-4874X(SR)」は何よりもそのスチーム力が魅力。従来品よりも約3倍パワーアップしたスチーム量で、頑固なシワもしっかり伸ばすことができます。スチームの質の高さにもこだわっており、細かな粒子が繊維の奥まで届くので、シャツのボタン周りなどアイロンかけしにくい部分も簡単にお手入れ可能です。
通常のアイロンとしても利用できるので、1台あれば安心。デリケート素材向けなど、素材や用途に合わせて使い分けられる3種類の専用のアタッチメントがついています。
ハンガーにかけたままシワ伸ばしができる衣類スチーマーは、手軽に使えて非常に便利です。通常のアイロンではかけにくいドレープやギャザーのシワ伸ばしもラクにできるので、一台持っておくと重宝すること間違いないでしょう。
※データは2020年12月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット