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専門業者に依頼すべきか?個人でもできるガスコンロの設置方法と注意点

2024.10.05

私たちの生活に欠かせないもののひとつ、ガスコンロ。古くなって買い替えを検討したり、引っ越しの際にガスコンロを取り外して新居に設置することもあるでしょう。

この記事では、ガスコンロを設置する時に注意が必要なポイントを解説します。

ガスコンロの設置方法と注意点

ガスコンロには、自分でも設置できるものと、業者に設置を依頼すべきものがあります。また自分で設置できるものであっても、守らなければならない注意点があります。

ここでは、ガスコンロを安全に設置するためのポイントを見ていきましょう。

ガスコンロの設置型は2種類! ガスの種類も確認

設置型のキッチン用ガスコンロには大きく分けて2つの種類があります。

コンロ台に置いてガス栓に繋いで使う「据え置きタイプ」と、システムキッチンに組み込む「ビルトインタイプ」です。

据え置きタイプは自分でも設置できますが、ビルトインタイプは業者へ依頼する必要があります。

また、使用するガスのタイプによっても違いがあります。家庭で使われているガスは、主に「プロパンガス」と「都市ガス」の2種類です。

プロパンガス用のコンロには「LPG(プロパンガス)」、都市ガス用のコンロには「12A」や「13A」といった記載があります。ガスコンロの購入前には、必ず使用するガスのタイプを確認しておきましょう。

プロパンガスはオレンジ、都市ガスはクリームベージュ色のガスソフトコード(ホース)

据え置きタイプのコンロを設置する際には、プロパンガス用はオレンジのガスソフトコード(ガスホース)、都市ガス用はクリームベージュ色のガスソフトコードが必要です。

ガスソフトコードには、口径が9.5mmと13mmのタイプがあります。家庭用のガスコンロは、9.5mmのガスソフトコードをご用意します。接続には必ず、取扱い説明書を確認しましょう。

ソケットはどう選ぶ?

台所のガス栓は、「ホースエンドガス栓」と「コンセントガス栓」に分かれます。

ホースエンドガス栓の場合は、ガスソフトコードをそのまま接続し、ゴム管止めで固定します。

一方、コンセントガス栓の場合は、ガスソフトコード用ソケットが必要になります。

S型ソケットは、ガス栓とガス機器を真っ直ぐ接続するときに使うタイプ。L型ソケットは、ガス栓との接続口が90度曲げてあります。SL自在型はS型、L型どちらの接続方法でも利用できます。

ガス栓の先からガス機器の設置台まで距離が短い時は、SL自在型ソケット、L型ソケットを選び、無理な力がかからないようにします。

ガスコンロの設置には資格が必要?

据え置きタイプの設置に資格は不要で、個人でも設置可能です。ただし、作業が心配なら専門業者に相談すると良いでしょう。

一方、ガス管の工事を伴うビルトインタイプの設置は専門資格を持った業者へ依頼する必要があります。

自分で設置するなら基準を守って安全に使おう

据え置きタイプのガスコンロを設置する時には、左右と後部の壁、天井との距離を十分に確保するよう火災予防条例で定められています。

大手ガスコンロメーカーのサイトなどで設置基準に関する注意点が記載されているので、きちんと確認しましょう。なおビルトインタイプにも別途、設置基準があります。

自分で設置するのにおすすめ。リンナイの据え置き型ガスコンロ

幅56cmのコンパクトタイプです。キッチンをおしゃれにする、白くてシンプルなデザインが◎

コンロもグリルもサッと拭くだけとお手入れが簡単です。

リンナイ「ホワロ」

ガスコンロを設置する時にはサイズをしっかり測ろう

据え置きタイプのガスコンロのサイズは、主に横幅約56cmと約60cm(※約59cmと表記されることも)の2種類です。スペースに合ったものを選び、設置基準を守って使いましょう。

また、多くのガスコンロは左右どちらかが強火力になっています。安全に使うためには、コンロ台の壁と反対側に強火力バーナーが来るように設置しましょう。

ガスコンロを設置する際、壁との間に隙間を確保できない時は?

キッチンスペースが限られていると、ガスコンロの設置スペースを広く確保できず、壁との間に隙間を取ることが難しいこともあります。

近年は横幅56cm以下のコンパクトなガスコンロも多く販売されていますので、余裕を持って設置できるものを探してみましょう。

引っ越し先でガスコンロを取り付ける際の注意点

都市ガス用とプロパンガス用のガスコンロを間違えて使うと、事故に繋がる恐れがあります。まず引っ越し先のガスがどちらか調べて、手持ちのガスコンロが使えるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。

また、ガス栓には大きく分けて「ホースエンドタイプ」と「コンセントタイプ」があり、使用する部材と接続方法が異なります。こちらも事前に確認しておくと良いでしょう。

ガスコンロの設置を業者に依頼するには、どうすればいい?

「ビルトインタイプ」のガスコンロを購入した場合や、「据え置きタイプ」でも自身での設置に不安がある時には、専門業者に依頼しましょう。購入した店やガス会社、住宅設備業者などに相談してみてください。

ガスコンロの設置はどこに依頼する?

ガスコンロの販売店では、購入時に設置や古いガスコンロの取り外し、引き取りも同時に受け付けてくれるところもあります。

また、引っ越し先でも旧居で使っていたガスコンロを使う場合には、引っ越し業者に相談してみましょう。設置のサポートや、専門業者の紹介をしてくれる場合もあります。

ガスコンロの設置料金の相場は、いくらぐらい?

「据え置きタイプ」のガスコンロの設置には、配送料や取り付けに必要な部材などを合わせて1万円程度かかります。

また、「ビルトインタイプ」のガスコンロの設置費用は2万円程度が相場です。オーブンや収納庫などを同時に交換するには、追加費用がかかります。

ガスコンロの設置をガス会社に依頼するには?

東京ガスでは、地域のサービス窓口として東京ガスライフバル、エネスタ、エネフィットといった同グループの販売店が、ガスに関する様々な相談に対応しています。

ガスコンロの購入や設置についても相談してみるといいでしょう。東京ガスのホームページから自宅近くの店舗を探せますので、チェックしてみてください。

【参考】東京ガス

東京ガスの場合、ガスコンロ設置費用はどのぐらい?

東京ガスではコンロ交換の基本工事費を2万4200円としています。これには機器の取り付け・取り外し、既設機器の処分、出張費、点検・試運転といった作業が含まれています。

家電量販店でもガスコンロの設置を依頼できる?

家電量販店でガスコンロを購入する場合、設置工事を依頼できるか、また工事内容や料金についても必ず確認しましょう。配送日に設置まで完了し、使える状態になると安心です。

ヤマダ電機では、購入したガスコンロの設置工事も依頼できる?

ヤマダ電機のリフォームを取り扱う店舗では、多くのビルトインタイプのコンロが工事費用込みで販売されています。据え置きタイプのコンロは、基本的に自身での設置となります。

ヨドバシカメラでは、購入したガスコンロの設置工事も依頼できる?

ヨドバシカメラでは、ビルトインタイプのコンロは購入時に設置工事の申し込みができます。地域により対応が異なる場合がありますので、購入の際には必ず確認しましょう。

ガスコンロの設置には注意点が多くあります。新しく購入する場合、不明点は購入店舗に必ず確認しましょう。また、不安なことがあればガス会社やガス機器販売店などに相談して、安全に利用しましょう。

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※データは2024年8月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット

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