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絶対に言えない!?家庭のへそくり事情、妻は平均197万円、夫は?

2020.12.20

夫婦の老後の備えとして毎月確保できている金額の平均は44,862円、昨年調査から6,428円増加

夫婦の老後の生活資金について質問した。

全回答者(1,000名)に、夫婦の老後に備えるためのお金を毎月確保できているか聞いたところ、確保できている人の割合は74.1%だった。

昨年の調査結果と比較すると、確保できている人の割合は、40代では7.0ポイントの上昇(2019年70.0%→2020年77.0%)となったのに対し、50代では6.5ポイントの下降(2019年77.0%→2020年70.5%)となった。[図24]

[図24]

老後に備えるためのお金を毎月確保できている人(741名)に、老後の備えとしてひと月あたりにいくらくらい確保できているか聞いたところ、「5万円~10万円未満」(38.3%)に最も多くの回答が集まったほか、「1万円~3万円未満」(25.6%)にも回答が集まり、平均は44,862円だった。

昨年の調査結果と比較すると、ひと月あたりに確保できている額の平均は2019年38,434円→2020年44,862円と、6,428円の増加となった。年代別にみると、増加幅が最も大きくなったのは50代で、9,397円の増加(2019年40,334円→2020年49,731円)となった。[図25]

[図25]

「今後、老後の生活資金のために金融投資をしたい」37%、30代男性では57%

続いて、老後の生活資金のための金融投資について質問した。

全回答者(1,000名)に、今後、老後の生活資金のために金融投資をしたいと思うか聞いたところ、「そう思う」は36.7%、「そう思わない」は63.3%となった。
男女・年代別にみると、老後の生活資金のために金融投資をしたいと考えている人の割合は、いずれの年代でも女性より男性のほうで高い傾向がみられ、最も高くなったのは30代男性(57.0%)だ。[図26]

[図26]

では、どのような金融資産を投資対象と考えている人が多いのだろうか。

今後、老後の生活資金のために金融投資をしたいと考えている人(367名)に、どのような金融資産に投資をしたいか聞いたところ、「日本株式」(59.7%)が最も高く、次いで、「投資信託(「REIT」以外)」(40.9%)、「外国株式」(24.0%)となった。老後の生活資金のために投資に取り組むなら、株式投資や投資信託の活用だと考えている人が多いようだ。以降、「外貨(FXを含む)」(14.7%)、「金(ゴールド)・プラチナ」(12.0%)が続いた。[図27]

[図27]

夫婦の老後資金に対する安心度は何点?コロナ禍以前は平均54点、現在は平均51点

夫婦の老後資金に対する安心度を点数で評価するとしたら、何点くらいをイメージする人が多いのだろうか。

全回答者(1,000名)に、夫婦の老後資金に対する安心度(100点満点)を聞いたところ、【コロナ禍以前の点数】では「50点台」(23.9%)に最も多くの回答が集まったほか、「30点未満」(19.2%)にも回答が集まり、平均は53.6点だった。他方、【現在の点数】では「30点未満」(22.3%)と「50点台」(21.2%)に多くの回答が集まり、平均は51.4点だった。[図28]

[図28]

夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産2位「投資信託」、1位は?

夫婦の投資事情について質問した。

全回答者(1,000名)に、“夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産”と“配偶者に内緒で投資をしている金融資産”の有無を聞いたところ、夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産では「ある」は27.6%、配偶者に内緒で投資をしている金融資産では「ある」は16.9%だった。[図29]

[図29]

では、どのような金融資産に投資をしている人が多いのだろうか。

夫婦で一緒に考えて投資をしている人(276名)に、夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産を聞いたところ、「日本株式」(65.9%)が最も高く、「投資信託(「REIT」以外)」(39.5%)が続いた。[図30]

[図30]

また、配偶者に内緒で投資をしている人(169名)に、配偶者に内緒で投資をしている金融資産を聞いたところ、こちらも「日本株式」(58.6%)が最も高くなった。[図31]

[図31]

夫婦で一緒に考えて投資をするメリット3位「夫婦仲が良くなる」2位「すぐ相談できる」、1位は?

どのような点をメリットに感じ、夫婦で一緒に考えて投資を行っている人が多いのだろうか。

夫婦で一緒に考えて投資をしている人(276名)に、夫婦で一緒に考えて投資をするメリットを聞いたところ、「夫婦の会話が増える」(40.6%)が最も高く、次いで、「悩んだときにすぐ相談できる」(28.3%)、「夫婦仲が良くなる」(25.0%)、「投資成績が良いときなど喜びを共有できる」(22.5%)、「自分とは異なる視点の意見が聞ける」(22.1%)となった。

投資を行う際のメリットを感じている人のほか、円満な夫婦関係を築けるという点にメリットを感じている人が多いことがわかった。
男女別にみると、「悩んだときにすぐ相談できる」は女性では39.3%と、男性(21.3%)と比べて18.0ポイント高くなった。投資を行う際にどのようにすればよいか行き詰ったときに、妻には夫のアドバイスを頼りにしたいと考える人が多いようだ。[図32]

[図32]

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