「財布を落としてしまった」
そう気がついた時、自分が歩いてきた道をすぐに思い出せる人は少ないのではないでしょうか。
人は忘れる生き物です。いつ、どこで自分が何をしていたのか、あなたが思い出せなくても、Googleマップアプリの「ロケーション履歴」機能は覚えているかもしれません。
この機能を有効にしていれば、スマホを持っている時に行った「場所」や「道のり」、「時刻」や「交通手段」に「店名(施設名)」までもが“自動的”に記録されていきます。
日付を指定すれば、その日にどのような行動を取ったのかが後からわかるため、“日記”のような感覚で楽しむこともできます。
ですから、「昨日行った定食屋さん、名前なんだっけな?」と忘れてしまっても、後からロケーション履歴で確認できるのです。
今回は、そんな便利なGoogleマップのロケーション履歴機能の使い方を紹介していきましょう。
Googleマップの「ロケーション履歴」とは?
Googleマップのロケーション履歴とは、自身の行動履歴がわかる機能の1つです。スマホのアプリ版Googleマップで、Googleアカウントにログインし、事前に有効にしておきます。すると、訪れた場所や道のりが自動的に記録されていき、後から確認ができるのです。
旅行した時や記念日に何をしていたか、などの思い出を振り返られるのはもちろん、以前訪れたお店の名前などもチェックできます。
Googleマップでロケーション履歴を記録する方法
ロケーション履歴を自動で記録するための設定方法はこちらです。とても簡単なのでぜひ活用してみてください。
なお、ロケーション履歴を自動で記録するには、GPS情報が必要です。スマホの「位置情報サービス」を常にオンにしておきましょう。
1:「Googleマップ」アプリを開いて画面右上のアカウントアイコンをタップします。
2:「設定」をタップします。
3:「個人的なコンテンツ」をタップします。
4:「ロケーション履歴がOFF」をタップします。
5:「ロケーション履歴」を有効にします。
以上がロケーション履歴を有効にする方法です。なお、説明に使った端末はGalaxy S20(Android)ですが、iPhoneでもほぼ同じ手順で有効にできるため、ぜひ参考にしてくださいね。
Googleマップのロケーション履歴をオフにする方法
ロケーション履歴をオフにしたい人は、Googleマップアプリを開いて、「設定」>「個人的なコンテンツ」>「ロケーション履歴をON」>「ロケーション履歴」を無効にしましょう。
一次的にロケーション履歴を無効にしたい場合は、位置情報サービスをオフにしましょう。
iPhoneで位置情報サービスをオフにする方法
「設定」アプリを開いて「プライバシー」>「位置情報サービス」でオフにしましょう。
Androidで位置情報サービスをオフにする方法
Androidスマホで位置情報サービスをオフにしたい時は、画面の上端から下にスワイプし、コントロールセンターを表示。「位置情報」をオフにしましょう。
なお、こちらの写真はGalaxy S20(Android 10)で操作しています。機種やOSによっては、位置情報サービスのオン/オフ方法が異なる可能性があります。
Googleマップのロケーション履歴を確認する方法
それでは、スマホでGoogleマップのロケーション履歴をチェックしていきましょう。
iPhoneでGoogleマップのロケーション履歴を確認する方法
iPhoneでGoogleマップのロケーション履歴を確認するには、以下の手順がおすすめです。
1:「Googleマップ」アプリを開きます。
2:画面右上に表示されているアカウントアイコン(左の写真参考)をタップします。
3:「タイムライン」をタップします。
4:ロケーション履歴が表示されます。
画面右上のカレンダーのマークをタップすれば、ロケーション履歴を確認したい日付を選択できます。
AndroidでGoogleマップのロケーション履歴を確認する方法
AndroidでGoogleマップのロケーション履歴が見たい時は、以下の操作を行いましょう。
1:「Googleマップ」アプリを開きます。
2:画面右上のアカウントアイコンをタップします。
3:「タイムライン」を選択します。
4:ロケーション履歴が表示されます。
移動時間や移動手段まで自動的に記録されています。詳細を知りたい場合は、画面下部の距離と時間が表示されている箇所(右の写真参考)をタップしてみましょう。
PCでGoogleマップのロケーション履歴を確認するには?
PCでも、もちろんGoogleマップのロケーション履歴は確認できます。スマホのGoogleマップアプリにログインしているGoogleアカウントと、同じアカウントでログインしてみましょう。
1:Googleアカウントにログインした状態で、Googleマップにアクセスし、画面左上に表示されている三本線をクリックします。
2:「タイムライン」を選択します。
スマホを持って移動した時のロケーション履歴が表示されます。なお、ここで表示されているロケーション履歴は、PCを持っている時の移動履歴とは限りません。あくまでGPSに基づいたデータとなっています。
Googleマップのロケーション履歴の精度や記録がおかしい時の対処法
まったく行ったことがない場所が記録されていたり、通ったはずの道が記録されていないなど、Googleマップのロケーション履歴がおかしい時は、アプリのアップデートやOSのアップデートを試してみましょう。
また、ロケーション履歴の記録は、スマホの「位置情報サービス」の精度に依存しています。位置情報サービスはあくまで「おおよそ」の現在地を判断しているため、多少の誤差が生じる可能性もあります。
ほかにも、行った覚えのないお店や施設の名前が記録されている時があります。例として、同じビル内の違う階数や部屋に、複数のお店や施設が入っていると、以下のようなケースが起こる可能性があります。
【例】
実際に行った店名:東京〇×ビルの3Fの居酒屋
ロケーション履歴に記録された店名:東京〇×ビルの1Fのレストラン
このように自動的に誤って記録されてしまったロケーション履歴は、後から修正することもできので、安心してくださいね。
※データは2020年11月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※商品・サービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸